米、牛肉価格高騰 飼育数減 放牧地干ばつ荒廃 75年ぶりの少数飼育数
★厳しい干ばつで放牧地が打撃を受け、減頭飼育により飼育数が大幅減となり、米国の牛肉価格が高騰している。
米国の牛の飼育頭数はトルーマン政権時代(1945/4月~1953/1)以来最小規模にまで縮小し、夏のバーベキューシーズンを前に価格が上昇している。ハンバーガーやステーキのレストランが苦戦する中、鶏肉がタンパク質市場でシェアを奪いつつある。
異例の事態。
米農務省のデータによると、生牛価格は先週1ポンドあたり2.26ドル(約323円)に達した。価格は今年に入って20%上昇しており、2024年のほとんどの生産物の上昇率を上回っている。
牛ひき肉の平均価格も3月に1ポンドあたり5.69ドルと過去最高を記録した。
鶏肉に流れる
節約志向の強い消費者は、価格上昇を受け入れるか、より安価な代替品を探すかの選択を迫られている。
鶏肉は豚肉、大豆、その他のニッチな選択肢に対して圧倒的に優位に立っている。
牛肉の供給量は確かに大きく減っている。
長年にわたる厳しい干ばつにより、米国の放牧地は壊滅的な打撃を受け、牧場経営者は牛の減頭を余儀なくされている。
米農務省によると、1月に確認された牛の頭数は8700万頭で、1951年以来の最低記録となった。
輸入頭数は2013年以降倍増しているが、トランプ大統領によるブラジルなどへの関税措置により、輸入量は減少する可能性がある。
きょう生まれる牛が食卓に並ぶのは28年以降となるため、厳しい状況が待ち受けている。
食肉加工大手タイソン・フーズは苦境に立たされている。
ドニー・キング最高経営責任者(CEO)は、同社の90年の歴史の中で最も厳しい牛肉市場だと述べ、第2・四半期の牛肉部門の損失が2億6000万ドルに達したとした。一方、鶏肉の売上増加により、200億ドル規模の同社の最終利益はウォール街の予想を上回った。
ステーキハウスも肉の価格高騰に直面
130億ドル規模のステーキハウスのチェーン店、テキサス・ロードハウスは、牛肉価格の高騰が足かせになり始めていると指摘した。
店舗レベルの利益率は今年最初の3カ月で1ポイント近く低下し、16.6%となった。同社は今年のコストインフレ率の予想を2~3%から4%に引き上げた。
今後は鶏肉が市場を席巻すると予想されている。
公式データによると、
米国の消費者は2023年に一人当たり平均約45キロの食肉用鶏肉を消費。これは牛肉と豚肉を合わせた量にほぼ匹敵する。
鶏肉は生産サイクルが約10週間と短いため、生産者は供給量の調整をより容易に行うことができ、需要が急増しても価格を安定させやすい。
投資家がこの恩恵を享受できるかどうかは別問題。
マクドナルドのようなファストフード店はメニューを刷新できるかもしれない。
多くの食肉加工業者も事業を多角化している。
テキサス・ロードハウスのバリュエーションは低下しているものの、株価は過去1年間で依然として14%上昇しており、ベンチマークとなるS&P500を上回っている。
ビジブル・アルファのデータによると、チキンウィングチェーンのウィングストップは既に2026年の予想利益の75倍で取引されているが、成長が期待できるビジネスとみられている。
以上、ロイター等参照
吉野家の牛丼は米牛(柔らかい)、他社は豪牛(かたい)、
トランプ氏は、地球温暖化は寒暖の自然現象とし、早期地球温暖化政策を執行し続けている。
アメリカ人の一人の個人の価値判断が地球環境、世界経済を大きく左右しており、トランプ政策によりロシア×ウクライナ戦争の戦死者数より多くの死者を世界で発生させることになる。
米国の干ばつはロッキー山脈の水脈が遠く離れた草原地帯プレーリーの地下にダムのように貯水されており、それを強制的にポンプで汲み上げ、農耕地に変身させた。しかし、地下ダムが枯渇、農耕地は荒れ果て、巨大竜巻の発生原因にもなっている。牧草地も同じような経過と共に干ばつは深刻で、シェラネパタ山脈に雪が積もらずフーバーダムも水不足となっている。
・ブラジルの牛肉価格の相場は物価高騰時、連れて価格高騰、その後沈静化の動きにあったものの、米国で牛飼育不足から価格が高騰、ブラジル産牛肉も連れて高騰している。
スクロール→
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米とブラジルの牛肉価格推移 |
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Live Cattle |
牛肉 |
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米国 |
ブラジル |
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USd/Lbs |
BRL/15KG |
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2017/12. |
123.0 |
156.6 |
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2018/12. |
121.9 |
162.3 |
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2019/12. |
125.0 |
216.0 |
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2020/12. |
115.0 |
272.1 |
新コロナ |
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2021/12. |
139.5 |
328.5 |
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2022/6. |
134.6 |
319.8 |
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2022/12. |
157.9 |
294.3 |
|
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2023/6. |
177.1 |
262.9 |
|
|
2023/12. |
168.5 |
266.5 |
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2024/3. |
172.9 |
243.6 |
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2024/6. |
185.2 |
225.1 |
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2024/9. |
183.9 |
291.8 |
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2024/12. |
194.0 |
321.8 |
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2025/3. |
202.8 |
324.6 |
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2025/5. |
215.4 |
306.1 |
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19/12比 |
72.3% |
41.7% |
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23/12比 |
27.8% |
14.9% |
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Live Cattle・・・食用の生き牛、処理場引き渡し直前の価格 |
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日本の牛肉価格も安価な輸入牛肉が米牛肉の高騰により、大幅に上昇するリスクが高くなってきている。日本の物価は安定してきていたが、生活必需の食料品は超円安政策により高騰・暴騰し、政府は昨年8月、米の先物取引所まで開設させて米まで暴騰させ、再び食料全般が上昇過程にある。そうした中で輸入牛肉価格が高騰することになる。
スクロール→
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米国 Live Cattle |
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月末価 |
USd/Lbs |
対ドル円 |
日本価 |
|
19/12. |
125.0 |
109.4 |
13,675 |
|
25/5. |
215.4 |
144.0 |
31,018 |
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上昇率 |
72.3% |
31.6% |
126.8% |
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・19/12月は新コロナ前、日本価は対ドル円を単純にかけたもの |
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