石川県かほく市の高級レース生地染色加工業者、東和加整株式会社が、2026年10月21日付で金沢地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かった。負債総額は約1億1,700万円を見込んでいる。
同社は1979年設立で、婦人服などに使用される高級レース生地の染色加工を手がけていた。1995年10月期には年売上高約1億3,000万円を計上したが、アパレル市場の低迷や資材価格の高騰などから業績が悪化。2025年10月期の売上高は約2,900万円まで減少していた。
2026年8月17日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていたもので、今回、破産手続きの開始決定に至った。
1979年設立、婦人服向け高級レース生地の染色加工
東和加整は、石川県かほく市を拠点とする繊維加工業者。国内アパレルメーカー向けの高級レース生地を中心に染色加工を手がけ、長年培った加工技術を強みに取引基盤を築いていた。
1995年10月期には、ピーク時とみられる年売上高約1億3,000万円を計上。婦人服などに使われるレース生地の加工を主力としていた。
かほく市は繊維産業が集積する地域として知られ、ゴム入織物や刺繍レースなどの生産が行われてきた。東和加整もかほく市商工会の繊維部会員名簿に掲載されており、地域の繊維加工産業を構成する事業者の一つだった。
売上高はピーク時から約78%減少、年商2900万円に
しかし、国内アパレル市場の低迷に加え、同業者との競争激化などで受注環境は厳しさを増していた。
売上高は長期的に減少し、2025年10月期には約2,900万円にとどまった。1995年10月期の約1億3,000万円と比較すると、約1億100万円、率にして約77.7%の減少となる。
売上高の減少に加え、資材価格の高騰も収益を圧迫。採算改善が進まず、事業継続が困難な状況に陥っていた。
こうした中、2026年8月17日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。
8月の自己破産準備から開始決定へ、負債見込み1億1700万円
JC-NETでは2026年8月25日、東和加整が自己破産申請の準備に入ったことを報じていた。当時の負債見込みは約5,000万円だった。
その後、10月21日付で金沢地裁から破産手続き開始決定を受け、今回の負債総額は約1億1,700万円と見込まれている。
8月の初報時点と比較すると、負債の見込み額は約2.34倍となっている。ただし、両者は異なる時点で公表された見込み額であり、実際に約2カ月間で負債が増加したことを示すものではない。
今後、破産手続きの進行に伴い、負債額などが変動する可能性がある。設備や事業の承継先については確認できていない。
関連記事:【石川】かほく市の「東和加整(株)」/自己破産申請準備 染色加工(2026年8月25日)
東和加整株式会社の会社概要
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法人名 |
東和加整株式会社 |
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所在地 |
石川県かほく市 |
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法人番号 |
6220001017726 |
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設立 |
1979年(報道による) |
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主要事業 |
婦人服向け高級レース生地などの染色加工 |
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ピーク時売上高 |
約1億3,000万円(1995年10月期) |
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直近売上高 |
約2,900万円(2025年10月期) |
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事業停止日 |
2026年8月17日 |
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破産開始決定 |
2026年10月21日、金沢地裁(提供報道) |
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負債総額 |
約1億1,700万円(見込み) |