飲食・食品関連業倒産

アイコン 【石川】「山乃尾 海遊亭」旧運営の海遊亭が破産 負債約5010万円、2023年に事業停止


石川県金沢市の日本料理店「山乃尾 海遊亭」を運営していた有限会社海遊亭(法人番号4220002009732)は、2026年10月16日、金沢地方裁判所から破産手続き開始決定を受けた。負債額は債権者約14人に対して約5010万円とみられる。

同社は1990年3月創業。金沢市東山の老舗料亭「山乃尾」の姉妹店として日本料理店を展開していたが、コロナ禍の営業自粛や団体客の減少などで業績が悪化。2023年6月期の売上高は約1300万円にとどまり、同年8月に事業を停止していた。

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老舗料亭「山乃尾」の姉妹店として1990年創業

海遊亭は1990年3月に創業し、金沢市十三間町に「山乃尾 海遊亭」を開業した。東山にある老舗料亭「山乃尾」の姉妹店として日本料理を提供し、2005年には金沢市大工町へ移転した。

地元情報媒体の過去の店舗紹介によると、移転後の店舗にはカウンター席のほか、趣の異なる個室や大広間を備え、会席料理や宴席などに対応していた。

2019年には地元情報サイトで加賀料理の会席コースが紹介されるなど、金沢の食文化に根差した日本料理店として営業していた。

コロナ禍で団体客が減少 2023年に事業停止

しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う営業自粛や団体客の大幅な減少などから、売り上げが低迷した。コロナ禍後も団体客の回復は限定的で、業績の立て直しが進まなかった。

2023年6月期の売上高は約1300万円にとどまり、最終赤字を計上。事業継続の見通しが立たなくなり、同年8月に従業員を解雇して事業を停止した。

その後、事業停止から約3年を経て、2026年10月16日に金沢地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債額は約5010万円とみられる。

破産事件番号は令和8年(フ)第213号。破産管財人には太田圭一弁護士が選任され、財産状況報告集会などの期日は2027年1月22日午後2時30分に指定されている。

東山の料亭旅館「山乃尾」は別法人 今回の破産対象外

なお、今回破産手続き開始決定を受けた有限会社海遊亭と、金沢市東山の料理旅館「山乃尾」を運営する山乃尾株式会社は別法人である。

山乃尾株式会社は、飲食店・宿泊施設などを展開する際コーポレーション株式会社の関係会社。同社の公式会社概要によると、2015年12月に本谷事業株式会社(現・山乃尾株式会社)を子会社化している。

東山の料理旅館「山乃尾」の公式サイトでは、現在も宿泊や料理、予約に関する案内が掲載されている。今回の破産は2023年に事業停止した姉妹店の運営法人に関するものであり、東山の「山乃尾」の運営法人が破産したものではない。

有限会社海遊亭の会社概要

法人名 有限会社海遊亭
所在地 石川県金沢市
法人番号 4220002009732
主な事業 日本料理店「山乃尾 海遊亭」の運営
創業 1990年3月
事業停止 2023年8月
売上高 約1300万円(2023年6月期)
負債額 約5010万円
破産手続開始決定日 2026年10月16日
裁判所 金沢地方裁判所
事件番号 令和8年(フ)第213号

 

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