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アイコン 【宮城】漬物のグリーンライブが破産準備 売上半減・負債約1.2億円、栗原市の返礼品にも


宮城県栗原市の漬物製造業者、グリーンライブ株式会社が2026年10月2日までに事業を停止し、破産申請の準備に入ったことが分かった。負債総額は約1億2,000万円とみられている。

同社は地元産の野菜を使った白菜漬やキムチなどを製造し、東北から関東方面にも販路を広げていた。栗原市のふるさと納税返礼品にも商品が掲載されていたが、売上高はピーク時の約半分に減少。取引先の倒産や原材料価格の上昇なども重なり、事業継続を断念した。

 

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白菜漬・キムチを製造、牛タン専門店向け商品も

グリーンライブは1999年10月設立。栗原市企業連絡協議会の企業資料では、2000年1月創業とされている。

浅漬けを中心とする漬物製造・卸売業者として、白菜や胡瓜、小茄子、小松菜などを加工。キムチや牛タン専門店向けの漬物も製造し、食品スーパーなどへ商品を供給していた。

原材料は宮城県を中心に東北や北関東の農家から調達。地域の農産物を活用し、野菜の鮮度や独自の漬け込み製法を重視した商品づくりを特徴としていた。

過去の企業紹介資料には、ヨークベニマルやみやぎ生協、イオングループ、福島県や北関東の食品スーパーなどが取引先として掲載されている。ただし、これらは当時の取引実績であり、事業停止直前まで取引が続いていたことを示すものではない。

売上高2億9800万円から1億5000万円へ減少

事業を拡大した2009年4月期には、年間売上高約2億9,800万円を計上していた。

しかし、その後は市況の低迷などを背景に受注が伸び悩み、売上高は減少傾向で推移した。

2026年4月期の売上高は約1億5,000万円となり、ピーク時と比べて約49.7%減少。売上高がほぼ半減する一方、原材料価格の高騰によって採算が悪化し、同年度は約1,000万円の赤字となっていた。

販売規模を維持しながら収益性を回復させることが難しく、厳しい財務状況が続いていた。

取引先倒産で400万円の不良債権も発生

業績が低迷する中、2020年1月には主力取引先が倒産し、約400万円の不良債権が発生していた。

その後も売上高はピーク時の水準には戻らず、野菜をはじめとする原材料の調達価格上昇が収益を圧迫した。

2026年4月期も赤字を計上し、業績改善の見通しが立たない状況となっていたことから、同年10月2日までに事業を停止。破産申請の準備に入った。

負債総額は約1億2,000万円とされるが、破産申請日や裁判所による破産手続き開始決定は現時点で確認されていない。

栗原市ふるさと納税の返礼品にも採用

グリーンライブが製造していた漬物は、「栗駒グリーン」ブランドの商品としても展開されていた。

栗原市のふるさと納税返礼品には、「栗駒グリーン 吟匠キムチ」や「吟匠オイキムチ」「本漬白菜」などを組み合わせたセットが掲載され、提供事業者としてグリーンライブ株式会社の名称が記載されている。

市内で加工・製造される食品として返礼品に採用されていたことからも、地元の食品産業に関わる事業者だったことが分かる。

一方、返礼品の掲載ページが残っていることと、現在も商品が製造・発送されていることは別である。事業停止後の返礼品の供給状況や、注文済み商品の取り扱いについては確認できていない。

また、商品ブランドや製造設備の譲渡、第三者による事業承継などについても、現時点で確認できる情報はない。

グリーンライブ株式会社の会社概要

法人名 グリーンライブ株式会社
所在地 宮城県栗原市
法人番号 2370201003192
設立 1999年10月(企業団体資料)
事業内容 浅漬け、キムチなどの製造・卸売
主な製品 白菜漬、胡瓜漬、キムチ、牛タン専門店向け漬物など
ピーク時売上高 約2億9,800万円(2009年4月期)
直近売上高 約1億5,000万円(2026年4月期)
負債総額 約1億2,000万円(報道段階の概算)
事業停止 2026年10月2日まで
現在の状況 破産申請準備中(2026年10月27日時点)

 

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