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アイコン 【倒産企業続報・大阪】注文住宅の雅が破産 負債1.17億円、年商6.7億円から6372万円に減少


大阪府河内長野市の注文住宅・建築工事業者、株式会社雅(みやび)が2026年10月8日、大阪地裁堺支部から破産手続き開始決定を受けた件で、負債総額が1億1,725万円に上ることが分かった。債権者は54人。

同社は住宅ブランド「MIYABI」を掲げ、土地探しから住宅の設計・施工、リフォーム、不動産仲介まで幅広く展開していた。2009年5月期には年売上高約6億7,000万円を計上したが、競争激化などから受注が減少。2025年5月期の売上高は約6,372万円まで縮小し、赤字経営から脱却できなかった。

JC-NETでは10月21日に同社の破産開始決定を報じていた。今回、新たに負債額、債権者数、破産申請日、直近3期の業績が判明した。

 

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1997年設立、注文住宅「MIYABI」を展開

雅は1997年1月設立。大阪府河内長野市を拠点に、戸建て住宅の新築工事や住宅リフォーム、不動産関連事業を手がけていた。

住宅事業では「MIYABI」の名称で完全自由設計の住まいづくりを提案。土地探しから設計、施工、完成後のアフターフォローまでを一貫して取り扱う体制を特徴としていた。

住宅事業の公式サイトでは、吹き抜けのあるリビングや対面キッチン、収納計画などの施工事例を紹介。新築住宅に加えて部分的なリフォームやリノベーションにも対応していた。

また、不動産の売買・仲介にも事業を広げ、大阪府宅地建物取引業協会の業者情報には、大阪府知事免許(6)第45869号の宅地建物取引業者として掲載されている。ただし、掲載されている免許情報や過去の施工事例は、破産後の営業継続を示すものではない。

ピーク時年商6億7000万円、2025年には6372万円へ縮小

業績が好調だった2009年5月期には、年間売上高約6億7,000万円を計上していた。

しかし、その後は同業他社との競争などから受注が減少し、事業規模は縮小。2023年5月期の売上高は約4,005万円にとどまり、1,227万円の最終赤字となった。

2024年5月期には売上高が約1億5,005万円まで回復したものの、最終損益は466万円の赤字となり、黒字転換には至らなかった。

さらに2025年5月期の売上高は約6,372万円となり、前期比で約57.5%減少。最終赤字も1,517万円に拡大した。

2009年5月期と2025年5月期を比較すると、年間売上高は約6億628万円減少し、減少率は約90.5%に達する。売上高が一時的に回復した2024年5月期も赤字が続いており、受注の増加を安定的な利益確保につなげることができなかった。

3期連続の最終赤字、資金繰り悪化で破産申請

2023年5月期から2025年5月期までの3期は、いずれも最終赤字となった。3期の最終赤字額を単純合算すると3,210万円となる。

2024年5月期には一時的に売上高が増加したものの、翌期には再び大幅な減収に転じ、損失も拡大。赤字の累積に伴って債務超過額が膨らみ、財務状況は厳しさを増していた。

その後も受注確保に努めていたが、業績の改善には至らず、資金繰りが限界に達したことから事業継続を断念。2026年9月17日に大阪地裁堺支部へ破産を申請し、同年10月8日に破産手続き開始決定を受けた。

負債総額は債権者54人に対して1億1,725万円。破産管財人には福岡宏海弁護士が選任されており、財産状況報告集会などの期日は2027年1月26日午前10時に指定されている。

なお、破産開始決定後の施工中の住宅工事や既存顧客との契約、アフターサービスの取り扱い、第三者への事業承継などについては確認できていない。

関連記事:【大阪】注文住宅・不動産の雅が破産 河内長野市、「MIYABI」で新築・リフォームを展開(2026年10月21日)

株式会社雅の会社概要

法人名 株式会社雅(みやび)
所在地 大阪府河内長野市
法人番号 9120101034785
設立 1997年1月(報道情報)
主要事業 注文住宅の設計・施工、住宅リフォーム、不動産売買・仲介
住宅事業の名称 MIYABI
ピーク時売上高 約6億7,000万円(2009年5月期)
直近売上高 約6,372万円(2025年5月期)
直近最終損益 1,517万円の赤字(2025年5月期)
破産申請日 2026年9月17日(報道情報)
破産開始決定 2026年10月8日/大阪地裁堺支部
事件番号 令和8年(フ)第999号
負債総額 1億1,725万円(債権者54人)

 

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