アイコン 福岡のマンション業界の現況(特版①) 第一交通産業、分譲マンション開発休憩か? (1)

第一交通産業の会長さんは年初め、分譲マンション開発は事業継続分の一部を除きしばらく凍結すると公の席で発言していたが、既に計画されていた分譲マンションは、その後も発注され続けていた。

ここに来て同社関係者から、「現在開発用に不動産取得している物件は開発していくが、新たな不動産購入による新規開発は当面凍結する予定」という話が伝わってきた。会長の年初の話との整合性もあり、現在の開発物件の状況からしても納得いく内容の話と思われる。
ところで、手当て済みの開発用の不動産がどれほどあるのかは明らかにされていない。
次回、記載する物件状況表からすれば、上記の話が本当ならば今後の開発は僅少かと思われる。

なお、福岡市東区千早で、栄泉不動産・大和システム・第一交通産業の3社が共同開発していた「ロイヤルアーク千早ザ・タワーズ(31階建2棟+1棟、総戸数521戸)」は、ご存知の通り、栄泉不動産破綻で、超高層1棟が11階、もう一棟が7階まで現場が上がって状態で、1月末からそのままとなっている。早7ヶ月を経過したが一向に動き出さない。
最近再び、引継ぎ会社が現れた情報もあったが確認とれないままである。施工会社の大林組が、財閥系の不動産会社とSPCを組み、開発でもしなければなかなか決まらないだろう。大林組にしてもこれまでの建築費用に対して栄泉・大和システム・第一交通産業の共同事業体からいくら前受金(着手金)をもらっていたかなどで判断しようが、大金持ちの大林組が規模を小さくしてでもやるしかなかろう。

 福岡のマンション

[ 2009年9月 8日 ]
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