アイコン 販売不振の福岡分譲マンショ市場/中央デベ②/住友不動産

シティハウスを展開する財閥系不動産会社「住友不動産」も福岡の分譲マンションの販売には手を焼いている。先般08年5月に竣工させた「シティハウス南福岡」(57戸、博多区寿町2丁目)をやっと完売したが、天下の住友不動産が事業主の分譲マンションでも福岡ではなかなか販売できない。

同所は西鉄電車雑餉隈駅とJR南福岡駅のWアクセスとして売り出されていたが、販売に完成後1年半かかってしまっている。

同社は現在、次のような物件を九州で開発している。
①「シティハウス六本松ツインタワーズ」(78戸、福岡市中央区 草香江2丁目)に販売中であるが、平成21年3月に完成したもののまだ27戸販売中。
       当物件は、住友不動産・福岡地所・西日本シティ銀行系の3社JVとなっているが、名が示すとおり、主導権は住友不動産で取り扱われている。
 
②「シティハウス井尻」(37戸、福岡市南区 井尻一丁目)は、200810月完成しているが、まだ13戸販売中である。
 
③「パークスクエア姪浜」(136戸、福岡市西区 姪の浜2丁目)は、2007年3月完成済みで9戸販売中。
 
④ 「シティハウス照国」(87戸、鹿児島市 照国町1)は、福岡とは違うが、鹿児島へ出向いても、2009年11月完成ながら33戸を販売中と鹿児島でも苦戦の様子である。
 
九州の場合、地場ゼネコンがこれまで市場を取り仕切ってきたことから、販売の事業主や建築会社などのこだわりは全くなく、顧客は販売員の熱意物件の環境・間取りさえ良ければ購入する。そのため上品な住友不動産であり、この時世ではなかなか苦労しているようだ。
[ 2009年11月17日 ]
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