アイコン ヤマノホールディングス/守銭奴山野自らインサイダー

買収や乗っ取りを重ね、挙句の果てには経営危機に陥っているヤマノH、不採算子会社の売却をはかる以前に、自社株をオーナーや子会社が購入して小遣い稼ぎをしていたことがSECに見つかり、金融庁から課徴金納付命令を受けた。

1、 概要
1)課徴金納付命令対象者である山野彰英は、当社の連結子会社である堀田丸正株式会社が、当社の孫会社である株式会社HAMANO1880、東京ブラウス株式会社、株式会社松崎及び松崎生産株式会社の異動を伴う株式の譲渡を行うことを決定した事実(以下「本件重要事実」という。)をその職務に関し知り、この事実が公表された平成20年10月29日より前の同月10日から同月16日までの間に、自己の計算において、当社の株券合計3万2,900株を買付価額162万3,500円で買い付けていた。
 (2) 株式会社ヤマノネットワーク(以下「ヤマノネットワーク」という。)は、課徴金納付命令対象者山野彰英から、同人がその職務に関して知った本件重要事実の伝達を受け、この事実が公表された平成20年10月29日より前の同月23日から同月29日までの間に、ヤマノネットワークの計算において、当社の株券合計2万1,300株を買付価額134万5,500円で買い付けたものである。
 (3) 株式会社ヤマノビューティケミカル(以下「ヤマノビューティケミカル」という。)は、課徴金納付命令対象者山野彰英から、同人がその職務に関して知った本件重要事実の伝達を受け、この事実が公表された平成20年10月29日より前の同月7日から同月9日までの間に、ヤマノビューティケミカルの計算において、当社の株券合計2万8,000株を買付価額137万1,400円で買い付けたものである。
2.勧告内容
上記の違法行為に対し金融商品取引法に基づき納付を命じられる課徴金額は以下の通り。
山野 彰英 90 万円
株式会社ヤマノネットワーク 29 万円
株式会社ヤマノビューティーケミカル 78 万円
3.今後の対応について
同社は、本件の重要性並びに当社の上場企業としての社会的信用を大きく毀損することとなったことを真摯かつ厳粛に受け止めている。山野彰英は今般の課徴金納付命令の勧告を受け、辞任の意向を表明しているが、時期については、現在同社グループが再建中であることを鑑み、企業の再建の目途を立てることを最優先とし、適切な時期にその経営責任を明確するとして曖昧模糊。なお、山野彰英につきましては、役員報酬を現在の50%カットから更に20%をカットとするとしている。
 上場退場が当然である。東証もハゲタカ一味に利用される単なる株式会社。
平成21年9月30日現在
氏名又は名称
所有数/千株
割合(%)
ヤマノネットワーク
8,107
33.49
山野彰英
2,472
10.21
YHC取引先持株会
878
3.62
マイルストーン・キャピタル・マネジメント
700
2.89
YHC従業員持株会
579
2.39
山野サミット
440
1.81
-オリエントコーポレーション
416
1.71
石塚三郎
299
1.23
柴田 守
253
1.04
ウライ
252
1.04
14,399
59.48
 
連結/百万円
2007年3月期
2008年3月期
2009年3月期
売上高
66,892
64,581
49,016
営業利益
-1,935
-1,679
-948
経常利益
-772
-1,067
-809
当期利益
-747
-2,505
-821
総資産
33,511
28,277
17,054
自己資本
3,091
350
-504
資本金
1,222
1,225
1,276
有利子負債
11,362
9,375
4,594
自己資本率
9.20%
1.20%
%
[ 2010年2月22日 ]
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