アイコン コクヨ OAフロアー8年以上偽装商品販売

コクヨおよびコクヨファニチャーは、平成12年4月、フリーアクセスフロア(「OAフロア」の呼称)構成材の一部について、社団法人公共建築協会による品質性能評価を不正に取得、以後、約8年3ヶ月間にわたり、公建協品質性能評価品またはフリーアクセスフロア工業会規格適合品として販売していた事実が判明。 
 

不正に品質性能評価を取得した商品の製造・販売は、平成20年7月に全て終了、平成20年8月以降はコクヨファニチャー社において、公建協の品質性能評価基準とJAFA規格の双方に適合する商品のみを販売しており、現在の販売品は問題ないとしている。
なお、安全上の問題は実験の結果ないとしている。
当問題は、一昨年上半期に内部で発覚していたと思われ、その結果同商品の生産を平成20年7月に止めたと見られる。
同社は、12日、オーナー家の黒田社長が3ケ月間 報酬50%をカットするほか、各役員も減俸処分に処している。
なお、同日尾﨑取締役がコクヨの取締役を辞任している。責任を取らせられたのであろうか、同氏は平成16年4月からコクヨファニチャーの社長もしており専任するのであろうか・・・
偽装は8年以上にわたっており、同社のOAフロアー材を採用した企業や建物も既に忘れているところが殆どであろうが、役所はそうはいくまい。ペナルティだけならよいが、工事やり変え要請ともなると膨大な費用となろう。株は当面売りが賢明であろう。
 

[ 2010年3月15日 ]
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