アイコン トライアル店長・副店長ら/万引き相手を恐喝

デフレ経済で中央のテレビ報道で持て囃されたディスカウントスーパー「トライアル」であるが、そうした評価が台無しになる事件を発生させている。

岡山県警は4月5日、倉敷市にある「スーパーセンタートライアル倉敷店」の店長柴田と副店長豊見山と保安員(女)の3名を、1377円分の商品を万引きした男性から50万円恐喝した容疑で逮捕したと発表した。
昨年11月13日、店舗内で女性保安員が万引きを見つけ警察に突き出したが、その日のうちに弁償しに来た男性と兄に対して、店長らは、「1年前から1日3回店に訪れ、1回1000円の被害が生じ、年間109万5000円の被害が生じた」と言いがかりをつけ、万引きした男性側が11月14日50万円支払わせられたという恐喝事件である。
保安員の女性も逮捕されており、恐喝した金を3人で山分けしたのか、恐喝に加担していたのかだろう。

同社の永田社長は、消費者にどこよりも安く商品を提供することを最優先、清掃も含めコストをかけないことで知られるが、キタナイ店舗(最近は綺麗になっている方である)でよいという考え方の持ち主。 
今回の事件を見ていると、店舗を急激に増加させたことにより、それも全国に展開しており、社員教育などがなおざりにされていたと結果だと思われる。
永田社長は決して表舞台に登場しないが、トライアルは既に2000億円企業、上場も目指す社会的責任ある会社の代表である。コンプライアンス経営の見本となる実妹の上場会社もあり、社員を含めコンプライアンス経営に徹してもらいたい。タチの悪い社員を採用して教育もせず、また今回のようなことになったら、トライアルそのものが命取りになるケースだって充分ある。
今回の事件で行政から何らかの処分があると思われる。それに先立ち、自主的に社員教育プログラムを作成することである。
 

[ 2010年4月 6日 ]
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