アイコン 大分信金でオンライン不正操作で職員3000万円あまりを着服

大分信用金庫(大分市)は18日、管理職の職員がオンライン端末を不正操作し、同金庫の資金2923万円を着服していたと発表した。
当事件は、平成22 年3 月期の決算作業中、監査法人による未決済為替貸勘定の残高についての問い合わせ残高照合により発覚。 

内容は、自己の借金返済や飲食等遊興費の捻出に窮し、本部のオンライン端末を使用して為替勘定を不正操作、自己の管理する家族等の口座に振り込み、他金融機関のATMから出金する手口で、平成18 年10 月から平成22 年2 月までの間に、39 回合計2,923万円を着服していたとしている。
なお、同信金は6月11日付で職員を懲戒解雇、役職員15人を減給などの処分を行った。
監査法人の決算監査における抜き打ち的な調査が行われていなかった場合、当事件は発覚しなかったと思われ、同信金の杜撰な内部牽制制度が明らかになった格好。コンプライアンス経営以前の問題である。
 

[ 2010年6月21日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
この記事を見た人は以下も見ています(不祥事、)
スポンサードリンク