アイコン 日清医療食品/O-157食中毒発生

同社が給食業務受託中の東京都板橋区の事業所において、介護老人保健施設で食事した人から下痢等の症状があり、検査した結果、3名からO-157が検出。
平成22年9月1日、東京都板橋区長より、同社に対し「営業停止命令(22板保生第180号)」が出され、同社は同区保健所からの指示事項を即時実行しているとしている。
当該事業所における営業停止命令期間は7日間(平成22年9月2日(木)~平成22年9月8日(水))。

連結/百万円
063
073
083
093
103
売上高
179,723
185,390
193,428
201,062
202,697
経常利益
15,966
13,392
10,370
8,725
14,753
当期純利益
9,700
6,565
4,949
3,926
8,024
契約事業所数は、単体が4,266件、連結子会社で1,754件で併せて6,020件(前年同期比116件増)

同社は、10/3期の利益が大幅に上昇したことについて、業容拡大及び確定給付型企業年金基金運用利回りが株式市場の株価上昇により前期末に比し大幅に上がったため、営業利益は145億67百万円(前年同期比71.9%増)、経常利益については147億53百万円(前年同期比69.1%増)、その結果当期純利益は80億24百万円(前年同期比104.4%増)と大幅な増益になったとしている。 

利益の増加要因を見てみると、10/3期の損益計算書と09/3月期を比較、原価率が2.689ポイント(54億50百万円相当)も改善されている。
また同社は利益が増加したのは、業容拡大ともしているが、期中契約事業所が116件増加(前期比1.964%増加)しているにもかかわらず、原価は大きく下がっていることになる。しかし、売上高ベースでは16億円(0.813%)しか増加してない。
2000億円企業において、16億円の売上増は利益の増加にそれほど影響は与えない。その結果利益増は、09/3期と10/3期との比較では、原価における大幅なコスト削減が図られた結果と見ることができる。その詳細については公の書類で見る限り不明である。
何をいいたいか、当然O-157問題との関係である。
 

[ 2010年9月 2日 ]
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