アイコン 岩坪威東大教授の臨床データ改ざん疑惑  国家プロジェクト「J―ADNII(アドニ)」

岩坪威は東京大学大学院教授は、アルツハイマー病研究の国家プロジェクトであるJ-ADNI代表。日本の神経病理学者でアルツハイマー病・認知症研究の第一人者。

田村憲久厚生労働相は27日、アルツハイマー病研究の国家プロジェクト「J―ADNI(アドニ)」のデータ改ざん疑惑で、東大に依頼した調査結果に納得できない場合には「東大を介して我々が調査することはあると思う」と述べ、厚労省が再調査に乗り出す可能性を示した。
データ保全を要請された被験者のデータ書き換えについては、口止めのメールを送っていたとされる代表研究者の岩坪威東大教授から、27日にも事情を聴く方針だ。
 茂木敏充経済産業相も会見で、データ事務局に室長格で出向中のエーザイ社員から事情を聴き、「書き換えの事実を確認した」と語った。
そのうえで「研究成果をゆがめ、調査を妨害する行為があるなら看過できない」と述べ、全容解明に当たる考えを示した。
 田村大臣は、データ書き換えで東大調査に疑義が生じている問題について、「データ保全をお願いし、了承して頂いたにもかかわらず、データの書き換えが行われているとすれば認められない。非常に憤りを感じている。厳正に対処したい」と厳しく批判した。
 以上。

データ事務局に室長格でエーザイ社員がなっているとは癒着も改ざんも呆れるばかりだ。厚労省と医薬品業界や東大を頂点とする教授や学会との癒着が、今回の教授のデータ改ざんをもたらしているものと思われる。
東大医学部は一部の先生だろうが、最近いろいろ問題が多すぎ、綱紀粛正が求められる。また、厚労省にあっては、退職後医薬品業界への天下りを禁止しなければ、遅々として、業界全体のこうした問題の改善は進まない。

岩坪威教授は、2008年、アメリカ「メトライフ医学賞」、2012年、アメリカ「ポタムキン賞」などの受賞歴もあるが、受賞の対象となる論文が改ざんデータに基づく論文だった可能性も否定できなくなってくる。

<経緯>
政府は、米国立保健研究所(NIH)が主導するアルツハイマー病研究「ADNI」にならって命名され、3年おくれで2007年に始めた。先端医療の研究の司令塔として組織づくりが進む「日本版NIH」の中核事業の一つとされる。
安倍政権は、日本版NIHを成長戦略の目玉に掲げ、新年度予算案に1200億円を計上した。
 「J―ADNI(アドニ)」は、国と製薬会社が33億円を投じ、認知症の7割を占めるアルツハイマー病の早期発見を目指す国家プロジェクト。
この間、臨床試験のデータが改ざんされた可能性が浮上し、厚生労働省は調査を始めていた。
一定の時間を経た後に記憶を確かめる検査で時間を書き換えたり、不都合な症状を削除したりしていた疑いがもたれている。
国が旗を振るアルツハイマー病研究の国家プロジェクトト「J―ADNI(アドニ)」で、臨床試験データが改ざんされた疑惑を東大が調査している最中に、証拠となるデータ自体が、調査対象側の東大の手で書き換えられていた。日本の先端医療研究の信頼がまたまたどんどん崩れていく、奈落の底へ。疑惑データの不正隠蔽工作をJ-ADNI代表の岩坪威教授自らが行っていた疑いがもたれているのだ。
参照、各報道
 「データ改ざん」今年の流行語大賞にノミネートされよう。

 

[ 2014年5月27日 ]
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