アイコン 蒸気タービン落下の松浦火力発電所8月部分復旧へ 電源開発の社長ら報酬減額

 電源開発(Jパワー)は29日、事故で停止している松浦火力発電所2号機(長崎県松浦市)を8月中旬に部分復旧させると発表した。
2号機の出力は100万キロワットだが、当面は40万キロワットに抑える。完全復旧は来年6月末の見込み。
 北村社長は記者会見で「電力需給に大きな影響を与えて社会に心配をかけ、おわびする」と述べ、事故の経営責任を明確にするため、当面、役員報酬も減額する。北村雅良社長は50%減らす。 
事故に伴う収入の減少などで、2015年3月期の連結売上高予想を従来に比べて220億円少ない7320億円に下方修正した。

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電源開発(Jパワー、東京)は4月28日、長崎県松浦市にある石炭火力、松浦発電所2号機(出力100万kW・原発1基分相当)を定期点検中、蒸気タービンの落下事故があり、7月に予定していた運転再開が遅れる可能性があると発表した。
 九州電力など電力3社が同発電所から受電しており、九州の夏の電力需給に影響が出るのは避けられないとみられる。
 Jパワーによると、28日午後2時ごろ、クレーンで吊り下げていた長さ10メートル、重さ約100トンの蒸気タービンが、約12メートル下の地面に落下し、タービンの羽根が多数損傷したという。
修復のめどは立っていない。この事故で協力会社の男性作業員が軽傷を負った。
 定期点検は3月中旬から入っていた。通常、同発電所から38万キロワットの電力を受け取る九電は、現時点では今後の電力需給への影響は分からないとしているという。

[ 2014年5月29日 ]
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