アイコン TOTO 3月決算 国内事業で利益率回復

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インバウンドの爆買い対象だったウォシュレット、ただ、中国での業績は、売上高は817億39百万円(前期比▲3.5%減)、営業利益が151億31百万円(前期比▲9.9%減)となっている。

同社は中国の不動産市場について、景気は緩やかに減速しており、不動産価格や金融市場の変動による市況への影響も一部で出てきているとしている。
同社は、一級都市を始めとする都市部を中心に、市場環境や消費者の購買行動の変化などに注視しつつ、高級ブランドとしての強みを活用し、事業活動を推進している。また、中国国内の長期的な市場成長による需要増に対応するため、効率的な生産・最適な供給体制の構築を進めているとしている。

・・・中国の不動産価格は全国で上昇に転じているとの国家統計局の3月の月次報告がなされているが、現実は不正数値によるデータなのだろうか。国家統計局では不正が発覚し、局長更迭、313人を起訴するという組織ぐるみの大規模不正が摘発されている。

中国の不動産バブル崩壊は、中国国家統計局の指数では出てきていなかったが、原興産の中国開発事業の分譲マンションが規制強化で売れないとして、中国側の共同開発会社へ持分を一括売却したことで具体的に露見、その後半年後に統計局の指数も下落しはじめた過去の前例がある。中国では、言論統制が厳しく、統計数値も国家統制であろう。

 
 
売上高
営業利益
営業利益率
 
/百万円
前期比
/百万円
前期比
 
国内住設事業
430,455
4.5
28,539
50.0
6.6%
海外住設事業
161,373
-0.3
21,404
-3.0
13.3%
 うち米州
30,451
0.5
1,714
5.0
5.6%
   中国
81,739
-3.5
15,131
-9.9
18.5%
   アジア・オセアニア
45,241
6.2
5,323
17.4
11.8%
   欧州
3,940
-5.8
-765
▲906
 
新領域事業
20,864
1.3
28
▲317
 
セラミック事業
10,647
1.4
1,007
122.5
9.5%
環境建材事業
10,216
1.3
-978
▲769
 
調整
65,666
 
3,863
 
 
合計
567,889
4.3
46,137
23.3
8.1%
・営業利益の前期比において▲は前期の損失額で単位は百万円。
 
3月決算
連結/百万円
売上高
営業利益
営率
経常利益
株主利益
14/3
553,448
47,181
8.5%
50,411
44,122
15/3
544,509
37,426
6.9%
39,662
24,813
16/3
567,889
46,137
8.1%
46,764
35,723
16/15
4.3%
23.3%
 
17.9%
44.0%
17/3期予想
600,000
51,000
8.5%
52,500
37,000
17期予/16期比
5.7%
10.5%
 
12.3%
3.6%
 

[ 2016年5月 6日 ]
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