アイコン TSUTAYAが徳間書店を傘下に

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TSUTAYAが、雑誌や書籍などを幅広く発行している徳間書店を傘下に入れる方針を固めたと報道されている。
TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、子会社のカルチュア・エンタテインメントを通じて、「徳間書店」の議決権のある株式の約96%を取得する方針を固めた。
CCCは、すでに子会社を通じて徳間書店の議決権のある株式の約15%を持っていて、さらに保有する株式を議決権付きに転換するなどして、今月中にも徳間書店を傘下に入れることにしている。

徳間書店は、男性向け週刊誌のアサヒ芸能や宮崎駿監督の作品で知られる、スタジオジブリが製作したアニメーション関連の書籍などを発行する出版社だが、出版物の売り上げが落ち込む中、業績の低迷が続いている。

一方、CCCは、これまでにも美術系の出版社などを傘下に収めてきた。今回、徳間書店を傘下に入れることで、出版事業を強化し、そのコンテンツやノウハウを書店の店作りや電子書籍の配信などに活用する狙いがあるものと見られ、厳しい経営環境にある出版業界の新たな動きとして注目を集めそう。

徳間書店は、昭和29年設立の出版社で、男性向けの週刊誌、アサヒ芸能やアニメーション関連のアニメージュなど、雑誌や書籍を発行している。かつては、出版以外にも怪獣映画のガメラなどで知られる映画会社の大映(角川が買収して角川映画に)やレコード会社ミノルフォンを傘下に収め、エンターテインメントの分野で存在感を示したが、バブル崩壊後に経営が悪化し、映画や音楽事業からは撤退している。
宮崎駿監督の数々の作品を製作した、スタジオジブリも徳間書店が主導して設立したが、平成17年に独立している。ただし、現在でもジブリ関連本を発行している。

ジブリ代表との関係
スタジオジブリの星野康二の経歴は、創価大学、学位はニューヨーク州立大学MBA。(株)スタジオジブリ代表取締役社長、カドカワ(株)社外取締役。
経歴:ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)代表取締役社長(初代)、財団法人徳間記念アニメーション文化財団理事、(株)ドワンゴ社外取締役、(株)KADOKAWA・DWANGO社外取締役などを歴任した。

 

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[ 2017年3月14日 ]

 

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