アイコン 中国の大気汚染は貧富の格差が健康に影響

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大気汚染がひどい時期にマスクなどのネット販売が急増する背景には、可処分所得が少ない層は大気汚染が手に負えないほど悪化するまで、対策について考える時間もお金もないという事情があるとみられる。
そうした人たちは常に効果のある製品を購入できるわけではなく、多くの安価な選択肢はそもそも効果がないこともある。

虚偽広告を告発する声も出始めた。英紙フィナンシャル・タイムズによれば、心配になった母親らがきれいな空気をうたうショッピングモールで調査したところ、宣伝されているほど安全ではないことが判明したという。

貧困層と富裕層の間で自衛措置への投資性向に差が見られる点について、米・南カリフォルニア大学のマシュー・カーン氏らは、「貧困層の人々の方が、より大きなリスクにさらされており、大気汚染が中国の都市部における生活の質の不平等を悪化させていることを示唆している」と指摘する。

それでも、カーン氏らは、将来については楽観視している。「クズネッツ曲線」のためだ。
クズネッツ曲線では、1人あたりの所得が増大するにつれ環境破壊も拡大するが、それは一定程度までだと想定。日々の暮らしに忙殺されずに済むだけの可処分所得が手に入れば、汚染について心配し対策を打ち出したり、指導者の責任を追及したりする余裕もできるという見方だ。

北京在住のワンさんは娘たちのために、こうした日が早く来て欲しいと願っている。「私たちにとっても誰にとっても、健康が第一だ」「健康がなければ何もできない」と話す。
以上、CNN参照

カーン氏らはバカじゃなかろか。
中国共産党の独裁政権で、政府批判をする者は弁護士といえど、しょっ引き、牢獄に入れる中国政府にあり、クズネッツ曲線など、欧米資本主義の思想などまったく関係ないもの。中南海の人々が、鼻毛が伸びてもうたまらんとして、改善を図るまで改善されないのが中国の現実だ。
すでに中南海の周りでは、煙突のある工場を強制移転させている。しかし、大気の流れにより、北京やその周辺だけ少しマシにしても、その外側の内陸部の各地の工業地帯の西から偏西風の乗り、重工業の北から時計回りに、どす黒い大気が押し寄せ、その効果は僅かしかないのが現実だ。北京を取り囲む河北省自体が大企業地帯でもある。
すでに日本沿岸は、中国のPM2.5により東シナ海から北上する海流乗り酸性化し、偏西風に乗り、日本の大気を大きく汚染している。
中国は、金は山ほどあり、その金で軍備増強・覇権にまっしぐら、やろうと思えばできるにもかかわらず、相変わらず安価生産最優先する国際犯罪者だ。

クズネッツ曲線は、アメリカの経済学者サイモン・クズネッツが提唱した曲線。資本主義経済の発展は社会の不平等を広げるが、その差はやがて自然に縮小され不平等が是正されるとする。X軸に経済発展、Y軸に社会の不平等をとり、中心が高くもりあがった逆U字型の曲線となる。

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[ 2017年3月18日 ]

 

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