アイコン スペースワールド跡地をイオンのアウトレット施設に/新日鉄 

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利益も出ている施設を不動産所有者の新日鉄が借地料の問題から閉鎖に追い込むスペースワールド。
今年末で閉園する北九州市八幡東区のテーマパーク「スペースワールド」(SW)の跡地活用策で、イオンが、西日本最大級とみられるアウトレットモールやレジャー施設を組み合わせた九州初の複合型施設を計画していることが24日分かったと報道されている。
オープンは閉園後4、5年後を目指すという。
計画では閉園後、数年かけて新施設を整備。アウトレットモールに加え、子ども向けのレジャー施設も開設される。九州初の施設を設け、市外から集客ができる施設を目指すとしている。

八幡製鉄所の遊休地を活用したSWの敷地面積は、ヤフオクドーム(福岡市)3個分超の24万平方メートル。
イオンは2006年から、SWの隣接地でショッピングモール「イオンモール八幡東」(6万7千平方メートル、約140店舗)を運営している。

両施設がある八幡東区の東田地区は、JR九州の駅に加え、九州自動車道や東九州道と連結した都市高速道路の出入り口にも近接しており、交通の利便性は高い。イオンは既存施設との相乗効果を期待しているとみられる。

イオンは2011年、埼玉県越谷市のショッピングモール(26万4千平方メートル)隣接地に、同社初のアウトレットモール「レイクタウンアウトレット」(7万6千平方メートル、開業2008年10月)を開設している。人気セレクトショップやブランドショップ約140店舗が入居しており、ショッピングモール部分も含め、全体の年間来場者は約2千万人という。

九州には現在、三菱地所グループが佐賀県鳥栖市で運営する「鳥栖プレミアム・アウトレット」(13万4千平方メートル、約150店舗、開業2004年3月)と、福岡地所が福岡市西区で運営する「マリノアシティ福岡」(8万5千平方メートル、約150店舗、開業2000年10月)のアウトレットモールがある。

イオンは北九州市の八幡にアウトレットモールを作っても、大消費人口を抱える福岡の市民は行かない。小倉からも16キロ離れており頻繁に訪れる客も少ない。八幡も含め北九州全体・中間市・田川市・遠賀郡の人口は減り続けている。IKEAなど集客施設を併設させなければ、難しいだろう。
 

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[ 2017年4月24日 ]

 

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