アイコン LG VWと7000億円のバッテリー供給契約

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日本の政治主導の産業政策は、エコ割やスマホを見るようにろくなことはない。時が過ぎれば玉手箱状態に、いつも世界から置いてきぼりにされてきたのは歴史が証明している。水素燃料電池も同じ宿命と思えてならぬのだが・・・。

LG化学が、VWと7兆ウォン(約7千億円)規模の電気自動車バッテリーセルの供給契約を交わした。単一企業間バッテリーセル供給契約としては史上最大規模。
LG化学は最近、VWのEV「MEB(Modular electric Drive)プロジェクト」のバッテリーセルの供給契約を締結した。最後まで競った中国のCATLに勝った。
VWは昨年10月、パリモーターショーで「MEBプロジェクト」を発表、「100%電気自動車への切り替え」を宣言した。
まず、2025年までに電気自動車約30種を発売する目標を掲げている。
LG化学の今回の供給契約は、VWのEV全体のプラットフォームを先取りしたという点で意義深い。
VWの「MEBプロジェクト」は、バッテリーを中心に車両骨格(フレーム)をまず製作し、その上にモデルに応じて、それぞれ異なる車体を覆う方式。
まず、契約規模は7兆ウォンだが、プロジェクトの成功如何によっては追加受注の可能性が高い。
昨年の出荷台数基準「トップ5」EVのバッテリーメーカーには、比亜迪(BYD)、CATLなど、中国企業が4社もある。
LG化学は6位となっている。国内バッテリー業界の関係者は、中国企業の価格競争力よりLG化学の技術力の方がより認められたことを意味するとしている。
以上、韓国紙参照

LGやサムスン・SKなどは日本勢を打ち負かし、これまで蓄積した利益の留保金により、巨額投資することで、技術性能面・コスト面で追随を断ち切る動きに出ている。
当分野でも日本企業はいくらでもあるのだが、グローバル化しきれず、株主の顔ばかり見て、自らの役席安泰最優先、保身主義に走りっぱなしの経営陣、内弁慶で冒険もできず、後塵の穴に甘んじている。戦えるのは、開き直ったパナ社ぐらいだろうか。このままでは日本企業はニッチ産業国になってしまうだろう。
 

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[ 2017年6月13日 ]

 

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