アイコン 北朝鮮核実験 一線を越えてしまった金正恩 制御不能

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平成29年9月3日12時31分頃(日本時間)、気象庁において北朝鮮付近を震源とするマグニチュード(M)6.1の地震波を観測した。この地震は、地下核爆発実験によるもの。

気象庁が過去に観測した北朝鮮の核実験に伴う地震の規模はM4.9~5.3だった。

気象庁で分析したところ、震源の位置等は以下のとおり。

北朝鮮・核実験・地震
発生日
2017年9月3日
発生時刻
12時29分57秒
北 緯
41.3°
東 経
129.1°
地域名
北朝鮮
咸鏡北道吉州・豊渓里付近
深 さ
0km
マグニチュード
6.1

北朝鮮は、過去5回核実験を行っており、金正日時代に2回、金正恩になり3回(直近昨年9月)実施しており、今回が6回目、北朝鮮は3日、ICBMに搭載する水爆の実験を行ったと発表した。

過去の北朝鮮の核実験:
2006年10月に1回目(金正日×盧武鉉の太陽政策時代)、
2009年5月に2回目(金正日×李明博)、
2013年2月に3回目(金正恩×李明博)、
2016年1月に4回目(金正恩×朴槿恵)、
2016年9月(金正恩×朴槿恵)
2017年9月(金正恩×文在寅=盧武鉉の後継者)

<広島型の5~6倍の威力>
過去の実験より、今回の威力は7~10倍とされ、TNT火薬換算値で70万ktと推定されている。
広島原爆12kt~18kt、長崎のプルトニウム爆弾は18kt~23ktと推定されている。

北朝鮮は、新型ICBMに搭載可能な水素爆弾を開発・保有していると主張。水爆は数十キロトン級から数百キロトン級まで調整可能な多機能型で、高高度でも電磁パルス攻撃が可能だとしている。
高高度での電磁パルス攻撃では、発生するガンマ線により電子機器・通信網・電力網など電子機器でコントロールされているあらゆるインフラが破壊される。

0904_01.jpg

<韓国は>
なお、今回の人工地震について韓国は、M5.6発表している。文政権特有の矮小化工作と見られる。
韓国の文在寅大統領は3日、北朝鮮が6回目の核実験を強行したことを受け、閣僚らに対し国際社会と共に最も強力な対応策を講じるよう指示した。

<米韓制服組の電話会談「軍事的対応へ」>
韓国は、北朝鮮による6回目の核実験を受け、米韓の軍制服組トップが電話会談で、最も早い時期に韓米の軍事対応策を講じて実行することで合意したと韓国軍合同参謀本部が伝えたと報じている。韓国の鄭景斗合同参謀本部議長とダンフォード米統合参謀本部議長は会談で、「北の核実験は、非常に深刻な挑発で、絶対に黙認できない挑発」であるとの認識で一致したという。

<米トランプのツイートは3日(現地時間)>
04:46分、South Korea is finding, as I have told them, that their talk of appeasement with North Korea will not work, they only understand one thing!
「韓国は、北朝鮮への融和姿勢が機能しないことを、分かりつつある。彼ら(北朝鮮)は一つのことしか理解できない」

04:39分、North Korea is a rogue nation which has become a great threat and embarrassment to China, which is trying to help but with little success.
「北朝鮮はならず者国家で、中国にとっても重大な脅威だ。(中国の取り組みは)ほとんど成功していない」

04:30分、North Korea has conducted a major Nuclear Test. Their words and actions continue to be very hostile and dangerous to the United States.....
「北朝鮮は核実験を行った。その言動は引き続き、米国に対し非常に敵対的で危険だ」

北朝鮮は米国を標的としており、ICBMミサイル脅迫に続く今回の核実験では、米国の堪忍袋の緒が切れる可能性が高い。
北朝鮮がこのまま核とミサイル開発を続け、米国を脅し続けるならば、米大統領の責任問題に発展する可能性もある。

米国では、大規模な戦争ではなく、部分攻撃計画が台頭、その範囲が豊渓里の核開発施設にとどまるのか、30ヶ所あまりのミサイル基地に対しても行うのかは定かではない。

当然、北朝鮮が反撃した場合、朝鮮戦争に至るが、主要施設を一撃で破壊すれば、その戦力は半減から1/3程度に減らせ、北朝鮮域へ陸上部隊を進攻させない限り、国境沿いの戦闘は散発的に続こうが、それ以上の戦争には至らない。・・・後は中国に委ねることになる。
(ミサイルの制御を不能する電磁パルスを強力発信する可能性は、米韓も北朝鮮もある)

<危惧される韓国軍の装備故障>
数千ヶ所ともされる国境線沿いの北朝鮮の長距離砲・ロケット砲陣地を、米軍なり、韓国軍なりが一撃目にどれほど破壊することができるかで、ソウルの被害も異なってくる。
ただ、韓国軍の自慢の長距離砲やロケット砲は、誘導装置も含め、全砲門を試射して事前チェックする必要があろう。故障で2/3しか砲撃できなかった場合、ソウル都市圏は致命的な打撃を被る。

<その他>
8月21~31日まで行われたUFG軍事演習には、国連軍司令部に戦力を提供するオーストラリア、カナダ、コロンビア、デンマーク、ニュージーランド、オランダ、英国の7ヶ国が演習を参観。中立国監視委員会のスイスとスウェーデンは演習が休戦協定を順守して行われるかどうかを確認していた。

THAAD追加配備は、今月末には完了予定。
米軍の戦争遂行には準備期間が最低2ヶ月必要。
攻撃を米軍が単独で行う場合と韓国軍と一緒に行う場合とでは、その戦術は大きく異なる。韓国軍が攻撃に参加するならば、駐留米軍の空軍・海兵隊などの戦闘部隊を動かせる。
空母のロナルド・レーガンとカール・ビンソンの打撃艦隊が、北朝鮮周辺に再度集結した場合がポイントになる。
18平昌冬季オリンピックは2018年2月9日~

日本への攻撃もありうる。日本の場合、北朝鮮が攻撃対象順位をどう決めているのかまったく不明。その性能および誘導制御能力もまったく不明。

金正恩は33歳で叔父でも従兄弟でも義兄でも殺害する北朝鮮の異常極まる独裁者。
 

[ 2017年9月 4日 ]
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