アイコン 火星12号再び発射 3700キロ トランプ完全無視 中国は制御失する

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北朝鮮は15日06度57分、平壌の順安付近から北海道を通過させ太平洋に向けて中長距離弾道ミサイル「火星12号」1発を発射し、約3700キロ先の太平洋に撃ち込んだ。
これまでに通常の角度で発射したミサイルのうち最も飛行距離が長く、有事の際に米軍増援戦力が集結する太平洋の米領グアムを攻撃できる能力を誇示したとみられる。
ミサイルは日本の北海道上空・襟裳岬あたりを通過させ、太平洋上に落下したと分析される。
北朝鮮が8月29日に順安付近から発射した中距離弾道ミサイル「火星12」は日本上空を通過し、約2700キロ飛行した。この日発射したミサイルの飛距離は、これより1000キロほど長い。

中長距離弾道ミサイル「火星12号」
発射場所:平壌・順安近郊
発射日時:2017年9月15日6月57分
飛翔距離:3700キロ
最高高度:800キロ
日本通過:発射から9分後、北海道・襟裳岬上空を通過、襟裳岬東2200キロの太平洋に落下。

参考
・平壌からグアムまで3300キロ
・日本上空あたりで最高高度となる
・北朝鮮は今後とも太平洋にミサイルを撃ち込むと狂気の発表
・火星12号は液体燃料であり、充填時間がかかり、米国の軍事偵察衛星なり、偵察飛行機により事前把握され、その情報は事前に日韓に共有されている。
・韓国軍が火星12号打ち上げの6分後、弾道ミサイルを数発威嚇のため発射
・8月29日に打ち上げた「火星12号」は、2700キロの飛翔距離からして燃料を調整したと見られていた。最高高度は日本上空550キロと推定されていた。
・7月28日に打ち上げたICBM「火星14号」は、ロフテッド軌道で打ち上げ、高度は3700キロ、飛翔距離は998キロ(日本海の日本EEZ内に直水)、飛翔時間は47分12秒だった。
・中国は大きなミスを犯している。

(1) 友好国である北朝鮮と直接対話(トップ会談)を就任して5年も経つのに1回もせず、核・ミサイル開発を結果黙認してきたこと。
(2) 北朝鮮が核・ミサイル開発を続けられる軍資金と部品・部材の調達を密貿易含む、人道的貿易として続けた結果、核・ミサイル開発を支援し続けてきたこと。
(3) 対話なき友好国関係を続け、いまだ中国自身が国連制裁に付き合う程度。
(4) それも制裁強化で中国自身が脅されている。
(5) 中国の更なる貿易規制強化は、中国に対する北朝鮮の脅迫がエスカレートする恐れがあり、中国にとって最大の脅威になる可能性が高い。・・・自ら撒いた種。
(6) 覇権主義の中国は、権力闘争と南沙諸島の埋め立てに明け暮れ、北朝鮮の核・ミサイル開発を制御する時間帯をすでになくしている。

<中国は北朝鮮に対するコントロール時間を自ら失した>
2011年12月、金正日死去、白頭血統として28歳の息子の金正恩が後継者となった。

2013年12月、最大の中国人脈であった北朝鮮№2で金正恩の義叔父であった張成沢を粛清(機関銃で虐殺させた)したことから、中国との対話が完全に途切れ、関係が悪化した。

2014年7月、習国家主席は友好国の北朝鮮を訪問せず、北朝鮮が敵対する韓国を訪問したことに北朝鮮激怒。

2015年12月、北朝鮮・金正恩が派遣したモランボン楽団の北京公演に、当初、中南海の要人たちが観劇する予定であったが、北朝鮮が水爆保有発言を行ったことに反発し、要人の観劇を見送ったため北朝鮮側が激怒、歌劇団員を公演させずに強制帰国させた。北朝鮮は2016年1月地下核実験を行った。

2017年春、北朝鮮は、軍人OBの長老による北朝鮮内での講演で、核ミサイルは中国全土を覆うと講演させ報道させた。

1950年の朝鮮戦争では、金日成が韓国側に攻め入り、韓国の釜山近くまで攻め入ったが、米軍=国連軍の参戦により押し戻され、北朝鮮奥深く米軍=国連軍が進攻、それに対し、中国毛沢東軍(義勇兵と人民解放軍)が参戦し、国境線まで押し戻し、現在朝鮮戦争は休戦状態にある。

朝鮮戦争における中国軍の犠牲者は、西側推定は90万人、中国側公表は15万人を数える。米軍が投下した爆弾総重量は60万トン超、第二次世界大戦で日本に投下した総重量は16万トン(米資料に基づく)。
そういう時代背景があり、北朝鮮の時間は当時から止まったまま。
頭を変えなければ北朝鮮は変わらない。

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[ 2017年9月15日 ]
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