ダウン症児を妊娠したマウスに化学物質「アルジャーノン」を投与し脳の発達が改善
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ダウン症の子どもを妊娠しているマウスに、特殊な化学物質を投与することで子どものマウスの脳の発達が改善したとする研究成果を京都大学大学院医学研究科の萩原正敏教授らのグループが発表。
グループは、トリソミーのマウスでは、遺伝子の影響で神経細胞の元となる「神経幹細胞」の働きが妨げられていることに注目。
700種類余りの化学物質の中から神経幹細胞を活性化する物質を探す実験を繰り返し、その結果、グループが「アルジャーノン」と名付けた化学物質に異常な遺伝子の働きを抑え、神経細胞を増やす効果があることが分かったという。
そして、その物質をダウン症の胎児を妊娠している母親のマウス12匹に6日間投与したところ、胎児の脳が、投与しない場合と比べて大脳の神経細胞の厚みが増し、産まれてきた子どものマウスの脳の発達が改善した。
萩原教授は将来的には妊婦が出生前検査を受けて、子どものダウン症が分かった際に治療できるようにしたいと話している。
以上、報道より参照
化学物質「アルジャーノン」は、あの有名な小説「アルジャーノンに花束を」をモチーフにしたのだろう。
もしこの「アルジャーノン」が、人間の治療にも使用が可能になるならば、多くのご婦人らの希望になるに違いない。
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[ 2017年9月 5日 ]