アイコン 骨粗しょう症に卵殻カルシウム効果立証/キューピー

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 キユーピーは、ベトナムのハノイ国立栄養研究所との共同研究により、卵殻カルシウムがヒトの骨量を増加させることを確認しました。
研究結果は2017年4月28日発行の「Journal of Nutritional Science and Vitaminology」(日本ビタミン学会、日本栄養・食糧学会による共同編集の英文論文集)に掲載されている。

 カルシウムには、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、乳酸カルシウムなどの種類がある。その中でも炭酸カルシウムは豊富に存在し、石灰石、貝殻、卵殻などに含まれている。
卵殻カルシウム(卵殻由来の炭酸カルシウム)は、多孔質な構造から体内への吸収率が高いことが明らかになっているが、他のカルシウム素材のように、卵殻カルシウムがヒトの骨に与える影響を長期的に検証した研究はなかった。

一方、各国で高齢化に伴う骨粗しょう症の増加が問題になっており、カルシウム摂取不足が大きな要因の一つといわれている。

ベトナムにおいても、高齢化が進行しており、健康に対する意識が高まっている。
今回の研究では、ベトナム人女性(平均年齢約60歳)45人を、
1、卵殻カルシウム(卵殻由来の炭酸カルシウム)サプリメント摂取、
1、炭酸カルシウム(石灰石由来の炭酸カルシウム)サプリメント摂取、
1、摂取なし
の3つのグループに分け、12ヶ月間にわたり試験を実施した。

摂取開始から12ヶ月目の骨量を測定したところ、卵殻カルシウムサプリメント摂取グループは、他の2つのグループと比較して有意に骨量が増加していた。

ベトナム人のカルシウム摂取量は1日約500mgといわれており、目標量である1日1000mgには約500mg足りていない状況。

また、60歳以上のベトナム人女性の約40%が骨粗しょう症であるという報告もある。
日本においても、骨粗しょう症患者数は約1280万人(全人口の約1割)いると推計されている。
以上、

卵殻を粉末に砕いて飲めば効果があるのだろうか。今度やってみよう。ただ、よくよく粉末にしなければ、口の中でジャリジャリいって食べられない。
卵殻はこれまで、消化が良く育児食や介護食に利用されているほか、黒板のチョークや土壌改良剤などにも利用されているという。
卵は卵殻膜にもコラーゲンやヒアルロン酸が豊富に含まれ、昔はケガの治療に用いられていたといい、最近では美容効果もあるという。ただし、そのまま食べても消化されず効果はないというが、サプリ屋の説明であり、効果がまったくないというのは本当かどうか不明。
なお、キューピーのサプリ通販では、まだ卵殻サプリは商品化されていないようだ。
 

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[ 2017年5月24日 ]

 

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