アイコン 博多・中洲で水面下の抗争続く 客引き縄張り争い バックに暴力団

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九州最大の歓楽街、博多・中洲、全国の著名な暴力団はすべて事務所を構えているという。地場だけでも全国一多い指定暴力団数、福岡県域で地域割りは効いているが、こと中洲だけは別格。
今回は、客引きグループの縄張り争いから背後にいる暴力団同士のトラブルに発展するケースが相次いでいるという。

今年7月27日夜、中洲に隣接する上川端町で、任侠山口組の関係者2人が狙われる発砲事件が発生。指定暴力団道仁会の傘下組織と客引きの縄張りを巡りトラブルになっていたとの情報があり、抗争事件につながる恐れもあり、中洲を管轄する博多署は巡回する警察官を大幅増員して警戒を強めている。

ちょうど1年前の7月27日、指定暴力団浪川会の幹部が、客引きグループと揉めた報復に組員十数人を引き連れ、相手側が縄張りにする地区を徘徊。幹部は県迷惑防止条例違反容疑で逮捕され、有罪判決を受けた。
相手の客引きグループの背後には、別の指定暴力団が付いており、抗争への発展も危ぶまれていた

中洲署によると、中洲の客引き数は約200人(7月末現在)で十数グループに分かれ、それぞれ後ろ盾として、県内外の暴力団組織が存在。縄張りは道路や街路樹、電柱ごとに区分けされている。
境界線を越えて客に声を掛ければ、客引き同士の小競り合いとなり「最悪の場合、背後にいる暴力団同士の抗争に発展する恐れがある」という。

福岡県警は、違法な客引きの取り締まりを強化。昨年1年間に県迷惑防止条例違反容疑で30人を摘発、122人に中止命令を出した。
今年も7月末までに13人を摘発、中止命令はすでに179人に上っている。
以上、西日本新聞社参照

北九州市一帯は工藤会の縄張り地、警察の取り締まりはなかなか進まず、工藤会対策に本庁から福岡県警に送り込まれた県警本部長の陣頭指揮の下、また、各県から警察部隊も派遣され、頂上作戦を取り仕切り、疑いあるもの罰す方式で検挙しまくり、工藤会の幹部のほとんどを収監してしまい現在に至っている。
しかし、博多中洲は前述のとおり、全国区の暴力団のオンパレード。棲み分けが効いている間は、抗争事件は発生しないが、警察の取り締まりもきつく、シノギも難しい時代に入り、再び、縄張り争いが生じているようだ。

1980年の「山道抗争」、福岡・久留米を本拠地とし筑後一帯に君臨していた道仁会は、中洲の利権を巡り、山口組系と抗争事件を起こし、菱マークは関西から大動員し博多に集結させた。しかし、道仁会は一歩も引かなかったことでその名を全国に轟かせた。俗に言う過激派=武闘派組織である。ただ、福岡の指定暴力団はすべて怖いもの知らずの過激派=武闘派でもある。
先の浪川会(筑後・大牟田市)は、道仁会(筑後・久留米市)から離脱し結成された組織、武闘派の内部分裂での抗争も凄惨だった。
工藤会も幹部たちがほとんど収監され、福岡の暴力団も、暴力団対策に本庁から送り込まれ続ける県警本部長に、最近は以前と比べ静かになっているのだが・・・。
そうした中での発砲事件だった。

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[ 2017年9月12日 ]

 

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