アイコン BYD モロッコへ進出 いよいよ始まった中国自動車産業の海外進出 ターゲットはアフリカ

スポンサード リンク

中国の自動車メーカー・比亜迪(BYD)は9日、モロッコのカサブランカ市との間で了解覚書に調印した。
モロッコの協力の下、北部のタンジール技術城地区に新工場を建設し、電気自動車を製造する。
これで比亜迪はルノーとプジョーに続き、北アフリカに工場を建設する3番目の自動車メーカーになる。

調印式にはモロッコ国王のムハンマド6世と比亜迪の王伝福会長が出席した。
米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏も比亜迪に投資している。

面積は約50ヘクタール、従業員は2500人、主に電気自動車、バス、トラックを製造する予定。また、比亜迪は電車の組み立て工場の建設計画も立てているが、規格や建設時期などについては明らかにしていない。

王会長は、「モロッコ工場が比亜迪の欧州市場およびアフリカ市場への進出ルートになることを願う」と述べた。
業界の情報によると、モロッコ側は2021年までに4番目の主要自動車メーカーの工場を誘致する計画で、25年をめどに自動車生産量を100万台に引き上げることを目指しているという。
以上、AFP参照

モロッコの人口は33百万人、隣国のアルジェリアは40百万人。・・共にイスラム・スンニ派がほとんど。

BYDはバッテリーメーカーで、子会社がEVを製造している。政府の新エネ車政策で親会社ともども急成長している。

中国政府は、高額な政府補助金が付くEV用の蓄電池について、サムスン電子とLGなど多くの海外蓄電池メーカーに対して、認定制度を設け認可していない。今年の中国のEVとPHVの販売台数は70万台を超えてくる。その恩恵に一番授かっているのがBYDグループ。
BYD汽車の販売台数は数十万台で、中国民族系でも10位以内に入っていない(ただ、EV販売台数では世界一)。
しかし、携帯電話と電気自動車用バッテリーの親会社BYDの力は絶大、中国政府と連動したアフリカ戦略だと見られる(アフリカ東部のジブチ・エチオピア・スーダンを攻略し、今度は西側から攻め込む中国覇権政策と一環の進出と見られる)。

スポンサード リンク
[ 2017年12月14日 ]

 

関連記事

 

 

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ