アイコン 大発見か 「東突厥王」の墓・石碑14本も発見 阪大大澤孝教授ら

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大阪大の大澤孝教授(古代トルコ史)らのチームは8日、モンゴル東部の「ドンゴイン・シレー碑文遺跡」で、古代トルコ文字「突厥文字」による大型石碑が14本もある王族の墓を発掘したと発表した。
 石碑には、配下の部族の印章も多く刻まれていた。また被葬者が「東方の王族」という称号も持っていたことからチームは「モンゴル最東方に位置する突厥の一大拠点だったことを明示する貴重な史料だ」と話している。
 調査は、モンゴル国科学アカデミー歴史・考古学研究所との共同研究で、2015~17年に実施していた。
 石碑は、いずれも花こう岩製で、復元すると長さはそれぞれ約4~6メートル。
 (同遺跡では2013年に碑文が発見されていた。今回は王墓を発見したことに大成果がある)
古代トルコの突厥の勢力はモンゴル東部まで及んでいた。

(古代石器時代からある)アナトリアのトルコ(テュルク)系遊牧民族・突厥が、一帯を支配していた遊牧民のモンゴル系の柔然から独立したのは552年。その勢力は柔然の支配地を支配地に置き拡大させた。しかし、587年に東・西突厥に分裂。770年代に東西とも遊牧民ウイグル=回紇により滅ぼされる。

突厥は活字を持っていたため、各地にその石の碑文が発見されている。

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[ 2017年12月 9日 ]

 

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