オーストリアの首都ウィーン近郊にある天然ガスの施設で、２０人以上が死傷する爆発事故があり、ロシアやノルウェーなどからの輸入天然ガスを受け入れ、各地に輸送する拠点となっており、冬場を迎え、ヨーロッパの天然ガス供給に影響が出ることを懸念する声があがっている。

爆発が起きたのは、オーストリアの首都、ウィーン近郊東部、対スロバキア国境に近いバウムガルテンにある天然ガスのハブ施設で、現地時間１２日午前８時４５分ころ爆発が起き、警察によると、少なくとも１人が死亡、２１人がけがをした。

爆発があった施設は、ロシアや北欧のノルウェーから来る天然ガスのパイプラインが一か所に集まる場所で、この施設を経由してドイツやイタリアなど、ヨーロッパ各国に向けてパイプラインが伸びていることから、重要な拠点施設となっている。