アイコン 技能実習生の失踪急増 今年は初の6千人突破か 不法滞在者の温床化

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日本で働きながら技術を学ぶ技能実習生として入国し、実習先の企業などからいなくなる外国人が急増している。法務省によると、今年は6月末までに3,205人で、半年間で初めて3千人を突破している。年間では初の6千人台になる可能性が高い。
実習生が増える中、賃金などがより良い職場を求めて失踪するケースが続出しているとみられている。

実習生の失踪者は、2015年5,803人、2016年5,058人。今年上半期だけですでに3205人。
今年1~6月の派遣国別実習生失踪者は、
ベトナム人が1618人で最多
中国人が859人、
ミャンマー人が227人、
カンボジア人が204人。
昨年上半期に比べ、ベトナム人は+793人、ミャンマー人は+160人も増加している。

技能実習生は、職場を変わる場合、入管当局の許可がなければ、転職できず、帰国するしかない。その許可は厳しくほとんど認められない現実があり、失踪することになる。
こうして、不法滞在者が多く発生して、年々、犯罪に走る率も高くなっている。

そうしたことを防ぐには、国による外国労働者の技能実習制度のような姑息かつ偽装労働者受け入れを止め、企業の身元保証だけを取り付けた正規な外国人労働者受け入れが必要だろう。

実習製受け入れの受入組合が実習生の報酬の1.5割~2割前後を天引きさせており、実習生の実入りが少なくなるのは当然のことだ。(実習生は、相手国の送出機関に対しても毎月報酬の1.5割~2割前後を支払っている。旅費等借入金の返済は当然別)

それに加え、技能実習生の長時間労働、劣悪環境での就労および家賃徴収の寄宿舎でのタコ部屋、未払い残業代金、未払い賃金問題もあり、現行の実習生受け入れ製度は完全に破綻、行き詰っている。国は現実を直視すべきではなかろうか。

法務省によると、日本にいる実習生は、6月末時点で25万1721人。
ベトナム人が10万4802人と最も多く、中国人が7万9959人と続いている。
以上、
外国人実習生を受け入れていた経験からの内容を含めている。

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[ 2017年12月13日 ]

 

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