アイコン シェアハウス「かぼちゃの馬車」の(株)スマートデイズ/破産手続きへ 裁判所・民再棄却

 

 

シェアハウス企画販売、サブリース事業の(株)スマートデイズ(東京都中央区銀座1-7-10、代表:赤間健太)は4月18日、東京地方裁判所において、民事再生申請手続きが棄却され、保全管理命令を受けた。保全管理人には監督員だった清水裕介弁護士(電話03-3573-1578)が選任されている。

同社は4月9日、負債額約60億円を抱え、同地裁に民事再生法の適用申請を行い、同日監督命令を受けていた。今後、裁判長の職権で破産手続きに移行する。

同社は平成24年8月設立の不動産会社。女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」や男性向けシェアハウス「ステップクラウド」の建物を一般の投資家向けに開発して販売し、管理運営を受託するサブリース事業を展開していた。

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スルガ銀行が比較的高利(6~7%)で投資家に対して融資を行い、シェアハウスや不動産を取得していた。

平成25年7月期には約4億円の売上高が、シェアハウスブームを演出し、平成29年3月期には310億円以上の売上高を計上していた。

しかし、建物を造り、投資家に販売し続けたものの、シェアハウスに入居する客が集まらず、家賃保証など行っていたため、投資家のオーナーに対する支払い家賃など自転車操業状態が続いていた。

そうしたなか、スルガ銀行が金融庁の賃貸マンション融資への実質規制強化から、昨秋には融資が厳しくなり、投資家への販売も大幅に落ち込み、オーナーに対する支払い家賃の減額などを申し入れるほど資金繰りを悪化させ、今年1月からは家賃の支払いもできなくなっていた。1月12日には大地則幸社長が辞任、教育事業会社のオーシャナイズ(東京都港区西麻布3-22-10 StudentsArk)の菅澤聡社長が、同社の代表に就任していた。その後代表は赤間氏に変更されている。

<スマートデイズとスルガ銀行のアンチョビーな関係>

これまでにスマートデイズがオーナーに販売したシェアハウスや賃貸マンションに対するスルガ銀行の残高は約1000億円に達するともされ、1000億円分のオーナーが存在していることになる。入居者が圧倒的に少なく、オーナーたちの多くが家賃収入で借入先のスルガ銀行への支払いを行う返済計画であり、家賃が入らなくなった現在、社会問題化している。

4月6日現在、サブリース契約オーナーは155人、シェアハウス等の入居者は384人、不動産が建築中のオーナーは125人いるという(・・・スマートデイズが表明した資料に基づく)。

スルガ銀行における当融資残のかなりの部分が不良債権化もしくはサブプライムローン化している(金融庁が懸念した事態を先喰いしている)。

スルガ銀行のスマートデイズ案件のオーナー融資では、オーナーの信用不足を改ざんして不正融資するなど明らかになっており、金融庁も同行本店に検査に入っている。

元の代表の大地氏個人の懐具合はとてもとても暖ったかいことだろう。代表者経営責任を問うことができようが、破産管財人は短くとも長くとも当案件収入はほとんど変わらず、早期に破産を終結させる動きに徹する。

 

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[ 2018年4月19日 ]

 

 

 

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