アイコン 出生率低下が進む韓国 結婚数の半分が離婚数 自殺率

 

 

少子高齢化、出生率が低下すれば内需が不振に陥り、経済は低迷する。
韓国統計庁が30日発表した「人口動向」によると、8月の出生数は2万4,408人で前年同月比▲10.9%減少した。
韓国の8月の出生数としては、月別の出生統計を取り始めた1981年以降で最も少なかった。出生数は同月基準で、2016年4月から今年8月まで41ヶ月連続で過去最少を更新している。
1~8月の出生数の累計は20万8,195人で、前年同期比▲8.0%減少した。

<婚姻件数と離婚件数>
8月の婚姻件数は前年同月比▲5.2%減の1万8,340件で、こちらも8月としては81年の統計開始後で最低となった。
7月分の報道では婚姻件数が▲4.5%減の19,180件、離婚件数は1.8%増の9,497件、婚姻数と離婚数比較では、婚姻数のほぼ半分の49.5%が離婚している。

日本の場合、2018年の婚姻数が59万0000組、離婚数は20万7000組で比較では35.0%。2000年でも33.1%と2ポイントほど上昇しているが、大きくは変わらない。韓国より14.5%低い(韓国は2019年7月、日本は2018年の比較)。

<合計特殊出生率0.98人>
2015~18年の韓国の合計特殊出生率(女性1人が生涯に産む子どもの推定人数)の平均が1.11人で、世界で最も低い水準であることが2日、韓国統計庁が発表した資料などで分かった。
国連の人口推計(15~20年)では、世界201カ国・地域の合計特殊出生率の平均は2.47人。韓国に次いで、台湾(1.15人)、マカオ(1.20人)、シンガポール(1.21人)、プエルトリコ(1.22人)、モルドバ(1.26人)などが低い。
韓国の2018年の合計特殊出生率は0.98人で、下落傾向は続いている。
2018年の日本の合計特殊出生率は1.42人。
韓国の場合、日本より、急激に少子高齢化が進み、その後急激に人口減少が生じることになる。

<自殺率>
韓国統計庁によると、2018年の自殺による死亡者数は1万3,670人で前年に比べ1207人(9.7%)増加。1日平均の自殺死亡者は37.5人に達した。
2018年の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)は26.6人で、前年比2.3人(9.5%)増となった。10代の死亡者のうち自殺は35.7%(1位)、20代では47.2%(1位)、30代では39.4%(2位)となっており、若者の自殺が目立つ。
日本の場合は16.3人(2018年)と比較しても10人以上多い。

<結婚しない原因>
原因:韓国の結婚にも、離婚にも、自殺にも
格差社会、就職難、貧富の差、財閥企業と中小企業の賃金格差、正規雇用と非正規雇用の賃金格差、婚姻に今だ蔓延る儒教の弊害=男尊女卑・暴力・酒乱、それに嫁舅の親族関係としきたりなどがネックとなっている。
ただ、まずは自殺の増加や結婚願望欠乏要因となる就職難を解決すべきだろう。社会主義政権の文大統領は、最低賃金から手を加えたところに順番を間違えている。

(日本の出生率の低さも、低賃金で不安定な非正規雇用の拡大、貧困からの共稼ぎ世帯の増加がもたらしている)

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[ 2019年10月31日 ]

 

 

 


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