アイコン また韓国潜水艦で故障 電動機の耐用年数に問題か 独製でも韓国産は・・・


韓国海軍が運用中の最新鋭214型(孫元一級、1800トン/2008年就役)潜水艦のA艦(2008年就役)が1月22日、慶尚北道浦項沖合の東海上で活動中に故障を起こし、民間のタグボートにえい航された。
潜水艦のエンジン用電動機の異常が原因だという。潜水艦の重要部品であるモーターやバッテリーなどに異常が生じた可能性があるという。
A艦の故障について政界では、昨年から問題を指摘する声が相次いでいたが、海軍は「問題ない」と説明しているという。
今年5月まで定期点検の予定だったA艦が22日午後、試運転の潜航を終えて海面に浮上し基地に移動した。
その際、エンジン系統からアラームが鳴り乗組員らは上層部に状況を報告した。
海軍の関係者は「乗組員の安全などを確保するため直ちに運転を中断し、えい航措置を取った」と説明した。
海軍から連絡を受けたメーカーの現代重工業がえい航用のタグボートを緊急派遣した。問題の潜水艦はタグボートに引かれて23日未明に近くの基地に戻り、現在点検中。
韓国軍の潜水艦が作戦や整備などの任務中に故障を起こし、民間のタグボートにえい航されるのは異例。

A艦は2008年に就役した。国会の議事録によると、昨年10月の国政監査の際に保守系野党・国民の力の河泰慶議員が「214型のJ艦が故障しているが、同じ仕様のA艦は問題ないのか」と質問した。

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これに対して夫石鍾海軍参謀総長は「今現在は大丈夫だ」と2回答弁した。
ところがそれからわずか3ヶ月後にA艦で問題が発生してしまった。
韓国軍はA艦について「J艦と同じくエンジンの電動機に欠陥がある可能性が考えられる」と判断している。
韓国軍の主力艦である潜水艦が海上で作戦行動に臨むどころか、長期にわたって倉庫で整備を受けねばならないのが現在の状況という。
214型潜水艦は2000年からドイツの技術を導入して現代重工業と大宇造船海洋が計9隻建造、現在運用している。
燃料補給なしにハワイまで往復できる。
空気がなくても蓄電池を充電できる「空気不要推進システム」が搭載され、海面に出ることなく2週間海中で作戦を展開できる。
しかし、就役後は、ボルトの切断や緩み、韓国製のスクリューに151の亀裂が発見されるなど問題が相次ぎ、潜水艦では致命傷となる原因不明の騒音のためドイツ技術者を呼び修理したが直らず、燃料電池も102回(2014年までに)故障し、最大2週間どころか3日間の連続潜水航行しかできないという。

2015年には元艦長ら予備役将校らが潜水艦の性能評価などを巡り、業者などと不正に関与したとして検察から取り調べを受けていた。
以上、
SS-073:鄭地 2007年6月進水、2008年12月就役
SS-075:安重根 2008年6月進水、2009年12月就役
ただし、鄭地の場合は2020年10月現在1年以上モーター故障で修理中の艦(統一教会系の世界日報報道)。

これでは近場の訓練しかできないだろう。遠洋航行して事故でも起きたら、太平洋一人ぼっちになってしまう。
決定当時は金大中政権、進水当時は盧武鉉政権(大番頭:文在寅氏/当時の海軍参謀総長:元国防長官の宋永武←反日・北朝鮮派)時代だった。

<潜水艦概要>
韓国ソン・ウォンイル級潜水艦(最新鋭)
ドイツが輸出用に開発した潜水艦、韓国がライセンス生産
9隻就航(9隻とも就航中)
就役開始:2006年~2017年
技術:ドイツから導入(2000年に導入決定)
トン数:1800トン
全長65.3メートル、
全幅6.3メートル、
機関:燃料電池方式の非大気依存推進機関搭載
最高速度は20ノット(時速37キロ)、
乗組員定員40人。
1隻当たりの価格は約4500億ウォン(約420億円)。
製造会社:現代重工業、大宇造船海洋

ドイツの214型潜水艦 (U-Boote der Klasse 214)はホヴァルツヴェルケ=ドイツ造船(HDW)により開発された輸出用の通常動力型潜水艦。

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[ 2021年1月25日 ]

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