トラック輸送量で景気が見える 2013年10月2.9%増
<主要24社輸送量>前年比2013年3月から増加続く
国交省が8日発表した主要運送会社24 社の10月の輸送量は、5,776,999トンで、前月比約583千トン増加、前月比111.2%(季節調整済み100.1%)となり、前年同月比は、約279千トン増加したため、前年同月比105.1%の実績であった。
前年同月比では3月から増加が続いている。
なお、平均稼働日数は25.0日で、前月比2.5日増加し、前年同月比は、0.1日減少であった。稼動1日当たりの輸送量は、231,080トンで、前月比 216 トン増加したため、前月比100.1%となり、前年同月比は、約12千トン増加したため、前年同月比105.5%の実績であった。
<宅配便取扱個数>前年比2013年2月から増加続く
調査対象14 社の宅配便貨物の取扱個数は、約284,217千個で、前月比 約10,099千個増加、前月比103.7%(季節調整済み 100.3%)となり、前年同月比は、約2,170千個増加、前年同月比100.8%の実績であった。10月も前年比微増ながら2月以降増加が続いている。
<全国各地の一般貨物運送>北陸・信越、中部、中国、東北、九州伸びる
10月は建設関連の需要でセメントや鉄鋼などの運送量が伸びている。季節的な野菜などは前月比では伸びたが前年同月比ではそれほど伸びていない。
中部では、工場・生産地からの貨物増により「その他の製造工業品」の輸送量が増加している。
2013年10月の地域別一般貨物輸送量状況
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前年同月比
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前月比
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北海道
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100.9%
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115.7%
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東北
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104.1%
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109.3%
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関東
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100.4%
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100.0%
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北陸・信越
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105.6%
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109.3%
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中部
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104.9%
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106.9%
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近畿
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99.7%
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103.4%
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中国
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105.8%
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107.1%
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四国
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103.7%
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105.1%
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九州
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104.2%
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107.9%
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沖縄
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99.3%
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108.8%
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全国
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102.9%
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109.0%
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全国運送業者774社の集計による
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[ 2014年1月 9日 ]
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