アイコン 2015年世界経済予測 3.0%に下方修正 日中欧の失速

世界銀行は2015年の世界経済について、急速な原油安がプラスに働くものの欧州や日本経済の回復の遅れを指摘し、全体の成長率の予測をこれまでより▲0.4ポイント引き下げ3%のプラスに下方修正した。
世界銀行は13日、最新の経済見通しを公表し、2015年の世界経済の成長率について、2014年の2.6%のプラスから3%のプラスに上向くと予測した。ただ、昨年6月時点の予測に比べると回復の勢いは鈍り、成長率を0.4ポイント下方修正した。

国別では、アメリカの予測をこれまでより0.2ポイント高い3.2%のプラスに引き上げ、世界経済をけん引していくとした。
し かし、ユーロ圏を▲0.7ポイント低い1.1%のプラスに、消費税率引き上げ後の回復が遅れる日本を▲0.1ポイント低い1.2%のプラスにそれぞれ下方 修正し、欧州と日本経済の低迷は、世界経済の先行きのリスクの一つになっていると指摘した。また、中国も▲0.4ポイント下げ7.1%に減速すると予測し た。

世界銀行は、急速な原油安について輸入国には大きな恩恵となり、今後2年間で世界経済の成長率を0.5ポイント程度押し上げ、全体としてはプラスに働くと指摘している。
その一方で、産油国には打撃となり、ロシア経済がことし▲2.9%の大幅なマイナス成長に転落すると予測するなど、原油安が産油国の経済や金融市場を不安定にする可能性もあると警戒感も示した。
以上、報道

原油安=シェールガスの採算割れによる倒産が懸念され、大型投資により採掘しており、米経済に大きなリスクがあると指摘されている。シェールガス採掘の採算ラインは原油価格が70ドルとの見方もある。
政権がアベノミクスを失敗した場合、バブル崩壊後の公共投資の大乱発当時と酷似してくる可能性もある。金利は長年超低空のまま、日銀が資金を垂れ流しても資金ニーズがなく、民需の回復は進まず、経済政策は税金と借金垂れ流しの公共投資だけしかない。頼るは中国の観光客と儲けた投資家の消費に依存ではシャレにもならない。近々東京五輪、開催都市はバブル化することが必然、その流れにアベノミクスをうまく乗り合わせることだけだろう。

原油価格の暴落は、アメリカがロシアに仕掛けたウクライナ制裁の一環か。ロシア経済崩壊のままでは欧州経済も低空飛行が続く。ソチオリンピック以前、ロシアとアメリカとの貿易は僅少だったが、欧州は違っていた。アメリカ主導の制裁合戦で大きな影響を受けたのは、ロシアは別として先の灯りが見え始めていた欧州であった。
 

[ 2015年1月14日 ]
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