アイコン 2月の景気動向指数CI▲2.8P低下の110.5ポイント/内閣府 3ヶ月ぶり低下

内閣府が6日発表した2月の景気動向指数速報によると、CI(コンポジット・インデックス)一致指数は、前月比▲2.8ポイント低下し、110.5ポイントとなった。3ヶ月ぶりに低下した。
生産関連指標が弱く、2014年4月(▲3.3ポイント低下)以来の下げ幅となった。3ヶ月後方移動平均などを使って機械的に判断される基調判断は「改善を示している」で据え置いた。

一致指数のうち、マイナスに寄与したのは8系列、
投資財出荷指数(除輸送機械)、
生産指数(鉱工業)、
鉱工業生産財出荷指数、
中小企業出荷指数(製造業)
大口電力使用量
耐久消費財出荷指数
商業販売額(卸売業、前年同月比)
有効求人倍率(除学卒)
がマイナス寄与。

内閣府では、中国の旧正月の影響や反動減の要素もあるとしている。
プラスは、商業販売額(小売業)の1系列のみの営業利益(全産業)と所定外労働時間指数(調査産業計)だった。

先行指数は、
前月比0.2ポイント低下の105.3。2ヶ月連続で低下。在庫増が影響した。
新規求人数(除学卒)、
最終需要財在庫率指数、
実質機械受注(船舶・電力除く民需)
鉱工業生産財在庫率指数
の4系列がマイナス寄与。

プラス寄与は、5系列で
消費者態度指数、
東証株価指数、
日経商品指数、
長短金利差、
新設住宅着工床面積
となっている。

<DIとCIの違い>
DIは、景気の各経済部門への波及の度合いを表す指標であり、各採用系列が大幅に拡張しようと、小幅に拡張しようと、拡張系列の割合が同じならば同じDIが計測される。
CIは、景気の強弱を定量的に計測する指標であり、DIが同じ数値で計測されたとしても、各採用系列が大幅に拡張していればCIも大幅に上昇し、各採用系列が小幅に拡張しているならばCIも小幅に上昇する。
このように、CIは、DIでは計測できない景気の山の高さや谷の深さ、拡張や後退の勢いといった景気の「量感」を計測することができる。
CIは調査範囲が広く、株価や商品指数・金利など金融関係の動向も入る。

[ 2015年4月 6日 ]
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