アイコン 新日鉄住金八幡製鉄所(旧住金)の高炉を停止へ

新日鉄住金は、海外メーカーとの激しい競争が続くなか、収益力の強化を図るとして、福岡県北九州市にある八幡製鉄所小倉地区の高炉を3年後の平成30年度末をめどに休止する方針を発表した。
八幡製鉄所小倉地区は、新日鉄住金の合併前の「住友金属工業小倉製鉄所」が前身で、これによって八幡製鉄所は戸畑地区の高炉1基体制になる。
高炉は鉄鉱石から鉄を作る製鉄所の象徴ともいえる中心的な生産設備。
以上、

中国がやりっ放しに粗鋼生産量を拡大させてきたことから、昨今の中国景気の減退で、鉄鋼は2億トン以上過剰となっており、市場価格もこうした中国産の海外輸出により低下している。
 
中国のPM2.5による極度の大気汚染は粗鋼生産量の増加に伴い、ひどくなってきている。だが中国当局は、過剰設備から製造される粗鋼は輸出させ、生産調整しようとはしない。

日本の全生産量は年間約1億トン、その倍の2億トンが中国では不動産開発がバブル崩壊でストップしていることから過剰とされている。

 先般は、中国内で、中国産の粗悪品の鉄鋼を日本産と偽り流通させていることが判明、建設物に使用された場合ゆくゆく安全性にも問題があると中国当局に取締りを強化するよう要請している。
  こうしたことから、中国で再度不動産バブルが生じない限り、粗鋼生産量は過剰のまま、輸出に回され、国際市場価格を押し下げ続けることになる。
 

[ 2015年3月 3日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
「医療法人社団菫会」前田章理事長と黒い巨頭(06/08 11:36) 2015:06:08:11:36:29
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめの「建設・建築求人ナビ」 が便利です。


PICK UP

↑トップへ