アイコン 腹くう鏡手術 千葉県がんセンターでも11人死亡 ほとんど同医師が手術

日本外科学会が、千葉県がんセンター(千葉県千葉市中央区仁戸名町 666-2、病院長:永田松夫)で、腹くう鏡を使った手術を受けた患者が相次いで死亡した問題を調査した結果、調査対象となった患者11人のうち多くの ケースで、手術方法の選択などに問題があったと指摘していることが分かった。

千葉県がんセンターでは、7年前から昨年2月までに、腹くう鏡を使ってすい臓がんや胆のうなどを取り除く手術を受けた患者11人が手術当日から9ヶ月後の間に相次いで死亡している。

これを受けて千葉県は、医師や弁護士など第三者による検証委員会を設置して調査を進めてきた。

検証委員会がまとめた報告書案によると、手術の妥当性について調査してきた日本外科学会が、多くのケースで、手術方法の選択などに問題があったと指摘していることが分かった。

<死亡11人のうち8人が同医師>
11人のうち8人については、同じ男性医師が担当し、平成25年1月に行われた74歳の男性の手術について、「本来必要のない静脈の切除が行われたことなどが死亡につながった。

難しい手術にもかかわらず腹くう鏡を使って行うという判断に問題があった」と指摘している。

また、平成24年9月に行われた76歳の女性の手術について、「出血した際に、腹くう鏡を使った止血にこだわり、適切な対応が遅れた」と指摘している。

<手術に至る倫理審査受けず、まったく機能もせず>
さらに、報告書案では、難度の高い腹くう鏡を使った手術にもかかわらず、医療事故を防ぐために設けられた病院内の倫理審査委員会に事前に諮られていなかったことや、患者への説明も、新しい手術なのか一般的な手術なのか伝えておらず、不十分だったと指摘している。

第三者委員会は26日会合を開いて調査報告書を取りまとめることにしている。
以上、

群馬大学病院と同じように、多くの人が特定の医師により医療死亡事故に至っている。また、肝心要の内部規定の事前審査も受けていない。
千葉県がんセンターは、病院の医師に対する管理体制が杜撰だったことを物語っている。
神の手など医師であろうと万人にあるものではない。
手術の管理体制が杜撰だった上層部にも重大な責任があることは明白である。

[ 2015年3月26日 ]
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