アイコン 奈良の春日大社国宝本殿140年ぶり特別公開 4月1日~5月31日まで

奈良市の春日大社では、20年に1度社殿などを修復する「式年造替」が行われており、国宝の「本殿」が4月1日から約140年ぶりに公開される。
春日大社では、今夏から本殿を修復するため、神様を一時的に仮の社に移す「仮殿遷座祭」が3月27日に行われた。
これに伴い、本殿が4月1日から約140年ぶりに特別に公開される。

本殿は、春日造と呼ばれる独特の神社建築の様式で4棟が横一列に並んでいる。
特別公開では、ふだんは神職や皇室関係者だけが立ち入りを許されている敷地まで入ることができ、ひわだぶきの屋根や真っ赤な本朱塗りの柱などのほか、社殿の間の塀に描かれた獅子とぼたんの絵や豪華な飾り金具も間近に拝観することができる。
本殿の特別公開は、4月1日から5月31日まで行われる。

<春日大社>
「天の原 ふりさけみれば春日なる 三笠の山に出でし月かも」
遣唐使 阿倍仲麻呂の歌にみえる「三笠山」とは、春日野の東に仰ぐ御蓋山であり、古来、神の宿りし山として人々の信仰を集めてきた。
春日大社は、この古代から信仰の篤い御蓋山の麓に、奈良時代、日本の国の安泰と国民の幸せを願い創祀された。
 壮麗な社殿を造営し、はるばる鹿島神宮(茨城県)の武甕槌命様、やがて香取神宮(千葉県)の経津主命様、枚岡神社(大阪府)の天児屋根命様と比売神様(←卑弥呼の説あり、宇佐神宮もしくは宗像大社)という尊い四柱の神々が迎えられ、お祀りされたのが始まりとされる。
以来、千古の緑に丹塗りの柱、白い壁、そして檜皮屋根の本殿、社殿が淡麗な姿で鎮まる姿は、
豊かな自然とともに、1300年以上前から変わることなく多くの方々に親しまれ、崇敬されている。
平成10年12月には、春日大社や春日山原始林を含む「古都奈良の文化財」がユネスコの世界遺産に登録された。

<春日大社への交通>
奈良県奈良市春日野町160(TEL.0742-22-7788)
【交通アクセス】
近鉄奈良駅、JR奈良駅から奈良交通バスで、春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ。
市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、徒歩約10分

<春日大社への交通>

[ 2015年3月31日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
「医療法人社団菫会」前田章理事長と黒い巨頭(06/08 11:36) 2015:06:08:11:36:29
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめの「建設・建築求人ナビ」 が便利です。


PICK UP

↑トップへ