アイコン 東大古沢明教授ら 量子コンピータの小型化に成功

 

 

東大の古沢明教授らの研究チームは、スーパーコンピュータでは不可能な超高速計算が実現すると期待されている量子コンピュータを小型化する基礎技術の開発に成功したと発表した。

量子コンピュータの実現に大きく近づく成果で、米科学誌サイエンス電子版に18日、論文が掲載された。
従来の量子コンピュータの計算方法は、計算の種類や段階が増えると回路が増えて複雑になり、大規模な計算をしようとすると装置が巨大化してしまう問題があった。

今回の手法は理論上、入力する情報や計算の種類、段階が増えても回路を増やす必要がなく、装置の大きさは変わらない。
実験に使った装置は縦150センチ、横450センチほどのテーブルに載るサイズだが、10円玉ほどのサイズのチップに収める技術の開発にもめどがついているという。

古沢教授は、コンピュータが真空管からトランジスタの世代に移行して発展したように、量子コンピュータにパラダイムシフト(枠組みの転換)をもたらす技術としている。

量子コンピュータは、情報の最小単位となる「量子ビット」を、「量子もつれ」と呼ばれる状態にして計算に使う。
チームは、さまざまな計算に利用できる特別な量子もつれの状態にした量子ビットを大量に生成することに成功した。
量子ビットの測定方法を切り替えることで多くの計算が可能で、回路は増えない新手法を開発した。
以上、

サイエンスに発表したことで、米中の専門家や企業の開発担当者らが参考にし、独自にさらに小型化した量子コンピュータを開発する。
基本特許や発案特許を持っていても、こうした開発企業や研究者たちは、新たに付随する特許をとり続け、製品化では発案特許と相殺する戦略をとる。
その代表格がアップルとサムスンのスマホにかかわる特許戦争だったろうか。

そうしたことから、超極秘生産技術などは特許もとらない企業も多いが、新日鉄ではごく一部の社員しか見れないが、その社員たちが韓国のポスコにそうした超極秘生産技術を販売していた(産業スパイ)。また、ボスコの社員も中国の宝鉄にその新日鉄の超極秘生産技術を売っていた。

東芝は先日、既存コンピュータの計算方法を変更することで、量子コンピュータ並みの性能を発揮する小型化されたコンピュータの開発に成功したと発表していた。EVに対するHVの存在のようである。

理研は「京」の後継機に「京」の100倍の性能とされる「富岳」を決定している。税金が巨額投じられるが、富士通が製作に関与している。東芝の今回の開発分を利用・採用すべきではなかろうか。(一度決めたらテコでも動かぬ官僚組織と議員たちでは不可能だろうか)

[ 2019年10月18日 ]

 

 

 


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