アイコン 追報:国民宿舎「ひびき」運営の(有)ひびき(福岡)/整理へ

 

 

既報。玄界灘を一望する国民宿舎「ひびき」運営の(有)ひびき(所在地:福岡県宗像市鐘崎***)は10月30日、債務整理を高澤文俊弁護士(電話03-6912-6114)に一任した。

負債額は約5億円。

同社は昭和52年9月設立の元和稲田国定公園内で玄界灘を一望する展望レストランや結婚式場など備える国民宿舎「ひびき」の運営会社。以前は、会社関係者や地元の宴会、福岡市域からの社員研修など盛んに行われ、10億円以上の売上高を計上していた。しかし、一帯に九州有数の道の駅が開業してから、海岸をドライブする観光客は減少の一途を辿っている。

また、不景気から宴会なども激減し、国民宿舎の建物も老朽化は進み、耐震工事などにかかわる借り入れ負担も大きく、平成30年8月期の売上高は3億円台まで減少、債務超過が続いていた。業績改善の見通しも立たず、今回の整理一任となった。なお、営業は継続して行われている。

追、ここでしか味わえないメニューがなかった。地元の鐘崎は天然ものトラフグ漁獲量日本一(下関・唐泊に水揚げしている)、神湊から鐘崎に至るさつきの松原は白砂青松の日本100選にも選出されている。近くの宗像大社は世界遺産登録地、弘法大師ゆかりの鎮国寺、津屋崎古墳群、嵐で有名になった海の道の宮地嶽神社、太陽が玄界灘に落ちる東郷神社、ウインドサーフィンが盛んな津尾崎海岸もある。

地元ではリゾートホテルのダイワロイヤルホテル宗像も長年営業を続けている。福岡へは車で1時間ちょっとの行程。海岸沿いを走れるドライブコースに「ひびき」はポツンとある。

最近は、気ままにドライブする人が非常に少なくなったようだ。世の中が世知辛くなっているのだろう、時間は昔も今も変わらないのに・・・。

[ 2019年11月15日 ]

 

 

 


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