アイコン 九工大発ベンチャー、軟らかいロボハンド開発へ 西田健准教授ら

 

 

九工大ベンチャー「KiQ Robotics(株)」
同大の工学研究機械知能工学研究系の西田健准教授が設立。最高経営責任者は、北九州高専准教授の滝本隆、最高技術責任者は西田健准教授。
本社は、西田准教授がこれまでに研究・開発してきた産業用ロボットの技術を製品化し販売することを目的として設立された。

産業用ロボットに取り付ける新型のロボットハンド。樹脂を使い、指先が軟らかいのが特長。既存のハンドでは扱いにくい形の異なる多種類の部品や農産物などにも対応できる。併せて操作のためのセンサやソフトウェアも提供する。

<開発技術のポイント>
把持対象を選ばないゴムでつくられた汎用ハンド。100gから10kgまでを一つのハンドで持つことができる。
②3次元センシングのソフトウェア開発。3次元センサの配置換えに伴う調整が不要になる。
③ロボットの知能化。作業内容だけを指示すれば、ロボットの詳細な動作が自動的に計算される。口頭での指示も可能。
④5GやWifiを利用した信号のワイヤレス化。自由なレイアウト変更が可能。

KiQ Robotics では、①から④の技術を単体もしくはパッケージ化して、2020年中に販売する計画している。
工場や市場にロボットシステムを設置して、短期間のうちに箱詰め作業や組立作業を開始することができる。また、作業内容の変更に短時間・容易に対応できる。
ロボットパッケージを導入すると、流通やモノづくりの自動化が簡単に実施できるようになる。

<会社概要>
社名:「KiQ Robotics(株)」九工大ベンチャー キックロボティックス
所在地:北九州市小倉北区浅野3-8-1AIMビル6F(COMPASS小倉内)
代表:滝本隆北九州高専准教授
技術責任者:西田健九工大准教授
資本金:200万円
出資比率:KiQ Robotics 株式会社100%
設立年月:2019年4月
主な事業内容:産業用ロボットに関する機器の研究・開発・販売

北九州は、産業用ロボットの安川電機の本拠地。

 

[ 2020年1月30日 ]

 

 

 


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