アイコン 大正時代設立の造船会社(株)ヤマニシ(宮城・石巻)/会社更生法申請 負債123億円

 

 

造船業の(株)ヤマニシ(宮城県石巻市西浜町1-2、代表:長倉清明)は1月31日、申請処理を松嶋英機弁護士(電話03-6250-6200)に一任して、東京地方裁判所へ会社更生法の適用申請をした。監督委員兼調査委員として高井章光弁護士(電話03-3519-7800)が選任されている。

負債額は約123億円。

同社は大正9年3月設立された地場老舗の新造船や修繕を行う造船業者。同社は1977年のオイルショックでも経営に行き詰まり、会社更生法を申請して再建された経緯がある。

同社は漁船から外航貨物船、コンテナ船まで造船し、平成22年3月期には200億円あまりの売上高を計上していた。

しかし、平成23年3月の東日本大震災により大きく被災、事業再開に向け震災支援機構から40億円の出資を受けるなどして事業再開を果たしたが、この間、受注先の海運会社の事業縮小や顧客離れもあり、受注が伸びず、平成30年期には68億円台の売上高まで減少、減価償却費もかさみ、赤字計上が続いていた。最近は車載専用船や貨物船などの受注が好転し、令和元年3月器には111億円まで回復、しかし、債務内容は厳しく、債務超過を抱え、゛っポン敵に財務内容を改善させ、再起を図るため、今回の申請となった。

[ 2020年1月31日 ]

 

 

 


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