アイコン 死者813人 2月9日午前00時現在 感染者数 中国省都別 武漢・新型コロナウイルス

 

 

武漢・新型コロナウイルスに対する中国の診療体制は整いつつあるが、3~4000床臨時病院を造っても増え続ける感染者に病院病床の不足は続き、入院できず家庭に隔離され続け、感染者を拡大させ、擬似者のまま亡くなっている人たちも多い。

中国全土の8日終日の感染者数増は、武漢市を中心に2,694人増(感染者数37,288人)、擬似感染者数は3,916人増(擬似者数28,942人)の計6,610人が8日だけで増加している。
その合計66000人、それも増加中の患者と戦う中国医療関係者たちである。
感染者の重傷者だけでも6,188人(医薬品や医療機器が全重症患者に行き渡るまで感染死亡予備群となる)いる。
 
WHOのテドロス事務総長はこれまでの言動に対して頭を下げ、WHOが主導して計画的に世界から医療品や医療機器の応援体制をとるべきであろうが、米国のサイトでは辞任要求請願が急増し30万を超えている。今や中国の代理人と化かしているWHOにその能力も力もない。
WHOは米国が最大の分担金国であるが、支払いを留保しているため、予算不足で専門家の多くが離れ、すでに先進国がWHOを信用するレベルになく、WHOの現場自身がCDC(米疾病管理予防センター)などの発表に依拠しているのが現実でもある。日本は中国に次ぐ3番目の分担金国、改革させることも任務だろうが。
国連の全機関が機能マヒしている。勲章が大好きでそのためだけに世界行脚、能脳無しの潘基文(韓国元外相)が国連事務総長を10年間も務めたことから国連の存在意義が限りなく損なわれる結果である。それを支えた200万票とされる韓国人票欲しさのオバマの功罪も大きい。
潘基文は、西側諸国が韓国の当時の朴大統領を除き参列しないにもかかわらず、国連事務総長として中国の軍事パレードに参列し、大虐殺大統領としてICPOが国際手配している人物と一緒に写真撮影するなどチョー愚か者。
 
<独裁体制の歪>
中国で、2019-nCOV感染者に対し医療体制が整えば決して、同ウイルスの致死率は高くなく、中国の共産党独裁政権により残念な結果をもたらし続けているだけである。
(中央政府は9日までに12,000人あまりの医療関係者を全国から召集して武漢に送り込んでいるが、効果が出るまでには擬似感染者も多くかなりの時間を要する)
 
それは大気汚染対策をろくに講ぜず、国連で大幅規制強化されたはずのフロンガスを以前にも増して大量生産し続け、地球温暖化の元凶国になっていることからしても、経済発展最優先策、一帯一路の富国強兵策による国民無視の政治の歪みが、今回のような結果をもたらしている。
腹黒い鄧小平の白い猫も今では毛の先まで真っ黒になり、習近平の黒い猫と判別つかないようになっている。
 
2019-nCOVについては、
感染力が強く、未発症者も感染力を有し、無限感染拡大の可能性がある。
しかし、致死率は低く、治療により完治する可能性が高い(高齢者や内臓疾患を持つ人などはその限りではない)。
 
風邪症状から始まり、倦怠感などの症状、しかし、なかなか治らず、38度以上の熱が出て、肺炎を患う人もいる。概して、感染者が完治(陰性)するまでには相当な時間を要している。
(当然、人によっても異なる)。
 
中国では2月9日午前00時現在、37,288人(前日比2,694人増)の感染者に対して、これまでに治癒した人は2,898人(前日比847人増)で、単純な治癒率はまだ7.7%にとどまっている(感染拡大期が続いていることにもある)。
 
ただ、日本の企業にとっても、感染によるダメージは計り知れないものになる。
従業員の多い職場で感染者が一人でも出れば、感染が分かった時点で、すでにほかの従業員に感染させている可能性があり、工場や事業所の操業を一時、閉鎖するしかない。(ドイツの自動車部品大手の本部ですでに例が示され、一時本部を完全閉鎖した)
企業は特に、その防疫体制に万全を期す必要がある。
 
<日本のnCoV検査力>
問題の検査体制が日本の場合、韓国より50年遅れている。小泉政権時代、聖域なき削減により、研究機関の予算が減らされ続け、SARSやMERSなどのパンデミック研究などの:研究予算は限られ、大幅な研究後退に原因がある。一方で国家予算はバブル並みに膨張し続けている。
 
日本の場合、厚生省の審議官が不倫旅行の最中に、政府が決めたiPs細胞研究所の予算をカットしに行ったことも報道されている。その審議官が厚労省の2019-nCoVの感染状況を発表し、TV放映されている。それを許している内閣および日本国民ではあるが・・・。
 
日本のタカラバイオは、中国の検査キットメーカー向けに検査薬をフル生産している。日本の検査体制は後進国並みのようだ。
 
MERSを経験した韓国の場合、検査が可能な民間機関は病院38ヶ所と検査受託機関8ヶ所の計46ヶ所。
全国の保健所124ヶ所も検体採取ができ、検査の依頼も受ける。ここで採取された検体は市・道の保健環境研究院や民間機関で検査が行われる。
(検査は一時の簡易検査と、状況に応じた本検査を行う体制のようだ。)
 

 

中国、武漢・新型コロナウイルス感染症の感染状況
 
中国(香港含む)
海外
現在
感染数
死者数
重症数
国地数
感染数
死者数
12月末
59
0
 
 
 
 
1月27日
4,515
116
 
 
 
 
1月28日
5,974
132
1,239
17
83
1
2月2日
17,341
361
2,296
26
180
1
2月5日
24,324
491
3,219
27
220
1
2月6日
28,060
560
3,859
 
 
 
2月7日
31,211
637
4,821
 
 
 
2月8日
34,664
724
6,101
 
309
 
前日比
3,467
87
1,280
 
 
 
2月9日
37,288
813
6,188
 
320
 
前日比
2,694
90
87
 
 
 
・現在は、同日午前00時の時点数であり、実際は前日分までの記録
・擬似者数は2月8日+4,214人増27,657人/2月9日+3,916人増28,942人
・日本は96人、うちクルーズ船客は70人(10日午前00時現在)
・前日比は随時変更されているため合わないケースもあり。
中国国内 2月9日午前00時現在
感染者
地区
感染数
前日数
死亡数
前日数
致死率
占有率
湖北省
27,100
24,953
780
618
2.9%
72.7%
  うち武漢
14,982
13,603
608
545
4.1%
40.2%
  うち黄岡
2,141
2,041
43
32
2.0%
5.7%
  うち考感
2,436
2,313
29
25
1.2%
6.5%
  うち荆州
997
 
13
 
1.3%
2.7%
広東省
1,131
1,095
1
1
0.1%
3.0%
浙江省
1,075
1,048
 
 
0.0%
2.9%
河南省
1,033
981
6
4
0.6%
2.8%
湖南省
838
803
1
1
0.1%
2.2%
江西省
740
698
 
 
0.0%
2.0%
安微省
779
733
1
 
0.1%
2.1%
重慶市
450
428
2
2
0.4%
1.2%
江蘇省
468
439
 
 
0.0%
1.3%
山東省
444
416
1
 
0.2%
1.2%
四川省
386
364
1
1
0.3%
1.0%
北京市
326
315
2
2
0.6%
0.9%
上海市
293
286
1
1
0.3%
0.8%
福建省
250
239
 
 
0.0%
0.7%
黒竜江省
307
295
6
5
2.0%
0.8%
陝西省
208
195
 
 
0.0%
0.6%
広西チワン自区
195
183
1
 
0.5%
0.5%
河北省
206
195
2
1
1.0%
0.6%
雲南省
141
138
 
 
0.0%
0.4%
海南省
131
124
3
2
2.3%
0.4%
遼寧省
107
105
 
 
0.0%
0.3%
山西省
115
104
 
 
0.0%
0.3%
天津市
90
88
1
1
1.1%
0.2%
貴州省
99
89
1
1
1.0%
0.3%
甘粛省
79
79
1
1
1.3%
0.2%
吉林省
78
69
1
1
1.3%
0.2%
内蒙古
54
52
 
 
0.0%
0.1%
寧夏自治区
45
45
 
 
0.0%
0.1%
新彊ウイグル
45
42
 
 
0.0%
0.1%
青海省
18
18
 
 
0.0%
0.0%
チベット自治区
1
1
 
 
0.0%
0.0%
香港
29
26
1
1
3.4%
0.1%
アモイ
10
10
 
 
0.0%
0.0%
台湾
18
17
 
 
0.0%
 
中国+台湾
37,288
34,673
724
724
1.94%
100.0%
湖北省除く
10,188
9,720
25
25
0.25%
27.3%
海外
320
 
1
 
0.31%
 
全世界
37,608
 
723
 
1.92%
 

 

[ 2020年2月10日 ]

 

 

 


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