アイコン パンデミック・ジャパン 武漢コロナウイルス感染者414人 うちクルーズ船355人

 

 

インバウンドのリスクがまさかのCOVID19だったとは・・・。

今だ、武漢では猛威を振るい、緊急に火神山病院や今ペンションホールなどに用意されたベッド数は6000床でも焼け石の水状態、病院に入れず自宅で重症により苦しむ人たちは数多。病院でも効果的な薬剤はいまだなく、患者の多さに早期治療にも当たれず、死者は増加し続けている。武漢市には総合病院、武漢協和病院など4つの大きな病院があり、感染患者用はそれでも2000床ほどしかない。
(自宅で感染診断されず亡くなった人は感染死亡者数に入っていない。感染死亡者数の数倍多いとされる)

(中国の1月28日の感染者数は5,974人、死亡者132人⇒⇒⇒2月15日では、現在の感染者数57,165人、死亡者数1,667人。重症者数11,272人//別途、擬似者数8,228人、治癒者9,763人//うち武漢の現在の感染者数35,304人、死亡者数1,233人、治癒者数2,925人)

そうした武漢から1月23日の封鎖前に脱出して、もちろん感染していることなど知らず、日本へ観光にやって来た人たちを介して日本各地に感染が拡大している(1月23日の封鎖までに武漢人500万人が国内外に脱出したという)。

日本での感染者は15日現在414人となった。
クルーズの乗客と乗員:355人
チャーター機帰国者:13人
それ以外:46人

特にひどいのは3,711人乗りのクルーズ船、1月20日出航(横浜発着)、25日に香港で下船した香港人が感染者だったことが2月1日に判明。

香港当局が1日の深夜に発表したにもかかわらず、クルーズ船の船長、船内医師、クルーズ船運営会社、日本の旅行代理店各社、それに日本政府は何もそうした情報は聞かなかったかのように、船内では予定通りのイベントの開催やビッフェスタイルの食事提供が2月3日夜の帰港まで行われていた(食事は5日の勧告まで続けらけていた)。

日本政府に至っては、クルーズ船は日本とは関係ないといわんばかりに具合が悪い人たちが大勢いるにもかかわらず、第一次の検査対象者の検査結果が判明した5日になり、やっとクルーズ船に対し、防疫体制を、それも厳重な防疫体制を取るよう勧告、専門者らを送り込んで指導させた。
(当クルーズ船は日本の旅行代理店が客を集めており、日本政府は関係ないでは済まされない。日本人の乗客も1,281人いる。乗組員は公表されておらず、相応の日本人乗組員もいると見られる)。
2~5日の防疫体制を取るまでの間に、どれほど多くの新たな感染者が出たことだろうか。

国会では、くだらない桜、ボケ老人大臣に野党も有頂天になり、武漢コロナウイルスを中国のこと、他山の石と見、政治が国民の健康より大事と国会でのさばっている。
国会を一時休会してでも、武漢コロナウイルス問題を処理する必要があるにもかかわらずだ。

1、危機管理がWHO並みでなっていない。
SARSコロナウイルスの2002~03年の間、小泉第一次政権で内閣官房副長官だったのが安倍晋三首相であった。
国会では桜酒に悪酔いさせられ、配下の厚労大臣は元々首相のコバンザメ、感染に対してリーダーシップなどまったくなく、成り行きに合わせた対処法で後手後手後手。
危機意識に乏しく、法律がどうじゃらこうじゃら、言い逃れの材料にしている。

2、検査体制がなっていない。
一度に検査できる量も圧倒的に少ない。膨れ上がる公共投資に対し、いつまでも続けている聖域なき予算カットの結果だろうが。
簡易検査キットも日本にはあるのかどうかも判然としない(日本のタカラバイオは中国の検査キットメーカー向けに薬剤をフル生産しているというのに)。

3、チャーター便
帰国者に対する対応が右往左往、2転3転。最初は検査も受けず自宅に帰えらせた人もいた。2週間隔離でも当初2人部屋を用意して問題だと指摘され、別の施設へ移動させる有様。
事前シミュレーションなく、行き当たりばったり。

4、クルーズ船がパニック状態、
感染者最大3711人という人数の受け入れ体制が悲しいかなない。いや作ろうとしない。
政府は緊急事態に民間に協力を願い出て、ぽつんと一軒屋風の大型ホテルなどを宿泊施設として緊急に貸し切り、クルーズ船客を上陸させるべきではないだろうか。
政府のクルーズ船内での封じ込め作戦は危険すぎる。
政府は東京五輪を控え、国際世論にもっと耳を傾けるべきでないだろうか。
国際社会からの批判も相次ぎ、やっとのことで80歳以上の乗客を指定病院なりに上陸させてはいるが・・・。(当初は船内の外が見えない部屋の高齢者だけを上陸させる予定であった。基本、絶対上陸させないという政府・厚労省の基本姿勢があるようだ。)

5、政府は隠蔽しない・させない
名古屋市のように感染者の行動を公表すべきだ。韓国は2015年にMERSを経験し、感染し発症するまでの行動を全部、国民に知らせている。(客が来なくなった商店も出ており、ロッテ百貨店すら休業して消毒作業に追われた。)
風評被害と国民の健康、政治はどっちを向いているのか。

6、国会がグチャグチャだと武漢コロナウイルス対策もグチャグチャが現実となっている。
増えるのは感染者数のみとなっている。

7、政府は勇気を持ち、非常事態宣言を出すべきではないだろうか。非常事態宣言も5段階くらいにし、現在は最も低いレベル1でも発令すべきでは・・・。

恐れることは
感染国としてインバウンド激減、
東京五輪開催の1年延期
・・・国民の健康あってのもの。


 

[ 2020年2月17日 ]

 

 

 


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