しびれ切らした米国、クルーズ船の米客、チャーター機で帰国へ
船内が武漢コロナウイルスによりパンダミック状態のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」から米国人乗客を退避させるため、米政府が手配したチャーター機とみられる航空機2機が16日、羽田空港に到着した。
米国人は、横浜港に停泊する同船から自衛隊のバスで移動し、17日に羽田空港を出発、帰国の途に就く。
カナダや香港政府もチャーター機を派遣する方針を示しており、同様の動きが広がる可能性がある。
米メディアが「第二の感染中心地」と呼ぶなど船内での感染拡大が止まらず、米国人乗客や家族から早期の退避を求める声が続出。米国内よりも多くの感染者が確認された事態を重く見た措置とみられる。
米疾病対策センター(CDC)の15日の発表によると、米国人の乗船者は約400人。チャーター機の搭乗前に健康状態を調べ、発熱やせきなどの症状がある場合は日本で必要な治療を受ける。
以上、
日本は検査体制がなっておらず、対応できず、やっと軽症者を検査している有様。
クルーズ船に感染者がいる可能性があるにもかかわらず、その対応がお粗末過ぎ、食料や持病の薬の手当ても後手後手、2月1日深夜、香港当局が当クルーズ船から下船した客の感染を発表、日本政府・当局は2日以降何をしていたのかということになる。想定されるすべてのことを机上にしておくべきだったのではないだろうか。帰港直前まで同船と連絡も取っていなかったと見られる。
今になっては、日本政府はクルーズ船を武漢にしてしまったといわれても仕方ない感染者数である。
国立感染症研究所のウイルス関係の試験機器もえらく古く小さくショボイ。小泉時代から続く聖域なき削減に更新する予算もないようだ。
ダイヤモンド・プリンセス号 乗船客国籍 2月15日現在
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国籍
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乗客数
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備考
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日本
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1,281
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←厚労省公表
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米国
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425
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チャーター便で17日帰国へ
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香港
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470
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チャーター便・日本政府に打診
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カナダ
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255
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チャーター便・日本政府に打診
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ロシア
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24
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←ロシアの報道
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台湾
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20
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チャーター便・日本政府に打診
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イスラエル
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15
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ニュージーランド
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14
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韓国
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14
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←韓国の報道
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その他
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148
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以上、乗客数計
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2,666
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乗組員計
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1,045
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国籍不明
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合計
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3,711
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感染者(上陸・指定病院)
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355
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2月15日現在
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80歳以上下船
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11
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2月14日下船
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現在の乗船者数
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3,345
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・台湾・韓国・ロシア報道等参考
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・米国の場合、発熱者などはチャーター便で帰国させず日本で治療させる。
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[ 2020年2月17日 ]