アイコン 下船客で2人目の感染者 45名に症状現わる 見殺しの乗組員が心配

 

 

厚労相は25日、衆議院予算委員会で、集団感染が確認されたクルーズ船から下船した983人の乗船客のうち813人と連絡を取り合い、このうち発熱などの症状がある人は25日時点の28人から増えて、45人に上っていることを明らかにした。
そのうえで、厚労相は「すべての人に医療機関を受診してもらうようお願いするとともに、医師の判断を踏まえて、PCR検査に回すよう、昨夜通知をした」と述べた。

これまで下船客から栃木県と徳島県(未発症者)で感染が確認されている。
下船させるときに、下船客に対して症状が出た場合、感染検査の義務事項を確約させなかったようだ。そのため、お願いの表現を使っている。
武漢からチャーター機で帰国した人も2人、検査拒否して自宅に戻っていた人がいた。
同じことを繰り返している。

下船者983人の中には外国人がいる。

米国からのチャーター機で17日帰国した場合、再び14日間隔離され、2日待てば自由の身になるとしたアメリカ人や、19日以降チャーター機で帰国した人なども同様な措置が日本の厚労省不信から各国でとられている。そのため下船解放後、日本に14日間留まっている外国人も多くいる。

厚労省=保健所は下船者と下船させた後、オーストラリアで19日チャーター機で帰国した下船客から2人感染者が出たとの発表を受け、急遽、連絡を毎日取ることに方針変更したが、180人と連絡が取れていないということになる。

<下船の180人とは連絡取れず>
仮定の話だが、
19日~21日に発熱などの症状が出ている45人が感染していた場合、下船者の5.53%が検体採取時点では陰性だったが下船後、感染が確認されたことになる。
連絡が取れていない180人に適用すれば10人が感染しており、現在、ウロチョロして、感染を拡大させている可能性は誰も否定できない。

下船者の感染検査の検体は2月12日から検体採取が行われており、検査陰性の下船の人は
感染直後でウイルス数が少なく陰性判断された人、
検体採取時は感染しておらず、その後感染した人が含まれている。

<国会での厚労相の「知見」は「痴見」>
厚労相は下船させ、自由の身にしたのは、われわれの「知見で適切」だったと国会で堂々と答弁したが、専門者会議のメンバーおよび厚労相の「知見」そのものが「痴見」であることを証明している。

それに、下船した983人のうちには、厚労省のミスで23人(外国人4人、日本人19人)が検査そのものも受けず下船させており、さらに感染確率は高くなる。

<乗組員たちが心配>
不思議でならないのは、
クルーズ船の乗組員の感染検査の結果公表である。
どこにも公表されていない。
当クルーズ船は日本発着で、日本人客が1281人乗船しているため、日本人クルーも多く乗船しており、どうなったか心配だ。
厚労省は、乗船客後、乗組員の検査を行うとしていたが・・・、
いくらノロマで僅かしかない検査能力でも、すでに検査結果が出ている人たちが多くいるものと見られる。

乗組員もタコ部屋の居室から感染者が出た場合、同室の人たちはその部屋で隔離され続けていた。
その時は、感染していなくとも、厚労省は発熱した乗組員しか検査していないことから、濃いウイルスが居室に蔓延していたと見られ、その後の同居室隔離で感染した可能性が高い乗組員が大勢いる可能性がある。

厚労相・厚労省の隠蔽体質は徹底しているが、日本人クルーが多いだけに早急な情報開示が求められよう。

↓報道などによる乗船客国籍・海外報道含む

 

ダイヤモンド・プリンセス号 乗船客国籍
乗客
2,666
 
乗組員
1,045
(国籍不明)
国籍
乗客数
備考
日本
1,281
厚労省数値
米国
425
17日チャーター機帰国者325人
香港
106
チャーター機帰国者、別途、日本で隔離中の人あり
英国+カナダ
255
 
オーストラリア
170
うち感染者36人日本で隔離中
ロシア
24
 
台湾
20
 
イスラエル
25
 
ニュージーランド
4
19日帰国者、日本で隔離中者数不明
韓国
14
 
その他
 
 
合計
3,711
 


 

[ 2020年2月26日 ]

 

 

 


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