金子原二郎の電話は今日も鳴るー長崎政界の昭和歌舞伎
22日に公開した『長崎奉行ちゃんねる』第4話で、自民党本部が「26日に平田研の推薦を出す」と発表する——と報じた。
するとどうだ。
その数日後、どこからともなく
「金子原二郎が鈴木俊一幹事長に泣きの直電」
という噂が飛び込んできた。
“案の定”という言葉を辞書で引けば、この出来事の写真が載っていても不思議じゃない。

「推薦、ちょっと待ってもらえないかね」昭和の営業トーク
金子氏が鈴木俊一幹事長にお願いしたとされるのは、
「平田氏推薦の発表を大石後援会総決起集会を済ませた11月30日以降に延ばしてくれ」
という、なんとも“いかにも”な話である。
もちろん未確認だ。
未確認だが、リアリティが高すぎて逆に怖い。
というのも両家の父親同士が、
• 鈴木家:定置網・漁協の“東のドン”
• 金子家:巻き網の“西のドン”
として日本の海を二分していた、という古代ロマンがある。
そのおかげで二人は“昔馴染み”らしいが、
今の鈴木幹事長(現職)と、党を離れた金子原二郎(ただの個人)では、人望の面だけでなく政治的な格差はもはや光と影レベルである。
情で数日延期くらいはあるかもしれないが、「それ以上は無理だよね」と県内の大人たちは薄々分かっている。
しかし本番はここから、“金子劇場”開幕である。
県内で噂になっているのは、むしろここからだ。
11月30日の大石後援会・総決起集会へ向けた“電話攻勢”。
この圧がすごい。
いや、すごすぎる。
未確認ながら、
「出席してくれ!」
だけでなく、
「で、選挙資金はどれくらい出せる?」
とまで言われて困惑している人が続出しているという。
昭和の地上げにも似た熱量であるらしい。
少なくとも令和の行政マンが自然に発するセリフではない。
そして決めゼリフの“昭和パンチ”
極めつけは、金子氏の電話の締め。
「君、分ってるだろうね!」
はいはい、分かりましたよ。
これを言われた瞬間、相手の脳内には
・地元のしきたり
・義理
・貸し借り
・水揚げ量の記憶
などが走馬灯のように流れる仕様らしい。
ここまで来ると、もはや“政治”というより “芸能”である。
長崎政界の昭和歌舞伎である。

ここまで古典的で、ここまで分かりやすい“政治圧”を繰り出せる人物は、令和では絶滅危惧種である。
金子原二郎氏は、もはや**「文化財」**として保護すべきかもしれない。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





