第14回・大石知事に捧ぐ公開質問状

県と佐世保市が東彼川棚町で進める石木ダム建設事業について、知事選に出馬をしている新人で元副知事の平田研氏(58)が、同事業の河川整備計画を再検証する流域委員会を設置する考えを明らかにしたとして、19日、無所属県議の大倉聡、牧山大和両氏は県庁で会見し、平田氏の支援を表明している。同事業に絡んで、平田氏と流域委員会設置に関する政策協定を結んだことも明かしている。
「平田研」✖ 「大倉さとし」✖「まきやま大和」 3者による政策協定について記者会見! を終えての本音トーク。
石木ダム説明会──知事は「理解」ではなく「降伏」を求めているのでは?

石木ダム事業の説明会に大石知事が登場したが、理解を得る努力は口先さけ。
市民団体のみなさんは、専門用語で煙に巻くつもりもなく、きわめてシンプルな質問を投げかけたのにだ。
それなのに——結果は、相変わらずの“答えない答弁”大会だった。
水没予定地に暮らす13世帯のみなさんにとって、この説明会、いったい何だったのだろう。
クセの強い行政用語を浴びたあとに残るのは、「徒労感」と「虚無感」の二重奏。
大石知事は「理解を得る努力を続ける」と言う。
だが、現実に聞こえてくるのは、**「理解せよ。さもなくば…」**という圧のようなものだ。
■ 「理解を得る努力」? その言葉、どの口が言うのか。
知事が繰り返した名言(迷言?)
「今さらダムの必要性を論議する段階ではない」
いやいや、知事。
“今さら”じゃないんですよ。
“まだ一度もまともに論議したことがない”から、こうして質問しているんです。
理解を得る努力とは、
• 質問に答えないこと?
• 根拠を説明しないこと?
• 50年前の計画を神棚に祀ること?
もしそれが行政の「努力」なら、住民はいつまで経っても理解などできるはずがない。
理解じゃなくて 「屈服」 を求めているんじゃないかと疑いたくなる。

■ 行政代執行に向かって全力疾走…してませんよね?
説明会で知事が言った“柔らかな言葉”とは裏腹に、
その足並みはどう見ても 行政代執行へのウォーミングアップ にしか見えない。
・住民の質問に向き合わない
・ダムありきで話が止まる
・移転を当然視する前提で語る
これで「寄り添っている」と胸を張れるなら、
もはや寄り添いの定義を国語辞典から書き換える必要がある。
知事、教えてください。
本当にこのまま行政代執行まで走り切るつもりはないんですよね?
そう信じたいから、あえて聞いているのです。
■ 就任直後の“住民に寄り添うポーズ”は一体なんだったのか
覚えている人も多いだろう。
就任まもない頃、知事は水没地を訪れ、住民と握手し、「丁寧に向き合う」と宣言した。
あのときの優しいまなざし。
あのときの柔らかい言葉。
あれ、全部ただの 政治的ポーズ写真用セット だったのか?
もし本気だったというなら、なぜ今、住民の核心に一つも向き合わないのか。
あの握手は「安心して。あなたたちの声は届いています」というメッセージだったはずだ。
今となっては、
「握手のついでに、心も置いてきたんですか?」
と聞きたくなる。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





