アイコン タイコウハウス(株)、破産手続き開始/負債約34億円、半世紀超の歴史に幕


既報。愛知県豊橋市を拠点に木造住宅の建築・販売を手がけてきたタイコウハウス株式会社(豊橋市舟原町)が、2026年3月10日、名古屋地方裁判所より破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は(フ)第502号。破産管財人には池田伸之弁護士が選任されている。

 

事業停止から破産決定へ

同社は2026年1月14日に事業を停止しており、今回の決定はその約2ヶ月後に下されたものとなる。停止時点の負債総額は約34億2,000万円。資本金6,168万円、従業員28名の規模を有していた。

 

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全盛期から転落、構造的な苦境が続く

タイコウハウスは1970年設立。以来半世紀以上にわたり、東三河から静岡西部にかけての地域で注文住宅・分譲住宅を供給してきた地域密着型の工務店だ。

2008年7月期には売上高約45億円を計上するなど、かつては堅調な業績を誇っていた。しかし2008年のリーマン・ショック以降、住宅需要の長期低迷が直撃。さらに人口減少による市場縮小、近年の資材価格高騰が重なり、収益環境は急速に悪化していった。

2025年7月期の売上高は約17億円と、ピーク時の4割以下に縮小。2期連続で大幅な赤字を計上し、重い借入金負担のもとで業況回復の見通しを立てられなくなったことが、最終的な事業断念の決め手となった。

 

今後のスケジュール

財産状況の調査・報告を目的とした報告集会(廃止意見聴取・計算報告を含む)の期日は、2026年7月15日午後3時と定められている。

 

地域への影響

同社が長年手がけてきた注文住宅・分譲住宅の施主や取引先への影響が懸念される。施工中・引渡し前の案件を抱える顧客については、管財人を通じた対応状況の確認が急務となる。

 

[ 2026年3月25日 ]
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