アイコン 【東京】颱風グラフィックスが民事再生、負債約11億8200万円 アニメ制作会社


東京に拠点をおく、「(株)颱風グラフィックス」が民事再生法適用申請したことが判明した。

 

負債総額は約11.8億円。

以下、企業概要と破綻に至った経緯を表にまとめた。

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民事再生法適用申請

【東京】(株)颱風グラフィックス/民事再生法適用申請

アニメ制作の颱風グラフィックスが民事再生法を申請。負債は約11億8200万円。

東京都武蔵野市のアニメーション制作会社「(株)颱風グラフィックス」は、令和8年(2026年)7月9日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日付で監督命令を受けた。監督委員には鈴木学弁護士が選任されている。

概要

項目 内容
企業名 株式会社颱風グラフィックス
所在地 東京都武蔵野市中町2丁目30番14号
代表者 櫻井崇氏
手続き 民事再生法の適用申請、監督命令
申立日 令和8年(2026年)7月9日
申立先 東京地方裁判所
負債総額 約11億8200万円 2025年4月期末時点
事業内容 テレビアニメ、劇場用アニメーションおよび実写映像の制作
沿革 2014年5月設立。テレビアニメのシリーズ作品を一括受注し、外部制作会社や個人アニメーターへの委託を活用して事業を拡大していた。
主な制作作品 劇場版『デジモンアドベンチャーtri.』、『とーとつにエジプト神』、『彼女が公爵邸に行った理由』など
前橋支店 群馬県のクリエイティブ産業移転促進策に賛同し、2024年6月に開設
最盛期収入 2023年4月期 約5億300万円
直近収入 2025年4月期 約3億6900万円
営業損失 2025年4月期 約2億4400万円
申立代理人 梶智史弁護士(銀座高岡法律事務所)ほか4名
監督委員 鈴木学弁護士(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業)
スポンサー候補 公表資料に記載なし
再建方針 民事再生手続による再建を目指す。事業継続などの詳細は公表資料に記載されていない。

経緯・背景

同社は、テレビアニメのシリーズ作品を一括で請け負い、外部プロダクションや個人アニメーターを活用しながら受注を拡大。2019年4月期に約9200万円だった年収入高は、2023年4月期には約5億300万円まで伸長していた。しかし、急速な事業拡大に社内の制作・管理体制が追い付かず、収益基盤は不安定さを増していた。

2024年に受注した作品では、同社を経由して北朝鮮の制作会社が関与した可能性が浮上し、該当部分を国内スタッフで再制作する対応が発生。別の作品でも品質維持のため制作スケジュールを変更するなど、制作コストと業務負担が膨らんだ。

この影響で2025年4月期の年収入高は約3億6900万円に減少した一方、人件費の増加や外注加工費の高止まりが収益を圧迫し、約2億4400万円の営業赤字を計上。大幅な債務超過に陥り、自力での財務改善が困難となったことから、民事再生法による再建を選択した。

※負債額は2025年4月期末時点のものです。
※スポンサー候補や事業継続の方針など、公表資料に記載のない事項は補っていません。
※記事は2026年現在のものです。

[ 2026年7月24日 ]
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