【速報】下地幹郎の久米島オーシャンジェット超高速船「つむぎ」また止まった。

「つむぎ」再び不具合、知事選の前に、下地幹郎氏は『足元の経営』をどうするのか。

久米島オーシャンジェットの超高速船「つむぎ」が、また止まった。
報道によれば、7月15日、久米島町の兼城港から那覇港へ向かう予定だった定期便が、エンジン制御システムの不具合により欠航したという。
乗客約60人は航空機への振り替えを案内され、チケットは全額払い戻し。
幸い同日中に修理は終わったとされるが、翌16日も午前便は運休し、午後便から再開する予定だという。
問題は、これが単発のトラブルではないということだ。
「つむぎ」は今年5月1日に華々しく就航した。
ところが、その翌日の5月2日には久米島の兼城港で船底が海底に接触する事故が発生、華々しく就航したわりには早々と欠航していた。
その後も船体の不具合が判明し、運休を続けていた。
久米島オーシャンジェットの超高速船「つむぎ」は、約1カ月半の運休を経て、ようやく7月1日に運航を再開したばかりだった。久米島オーシャンジェットの代表を務めるのは、7月13日に次期知事選に出馬表明したばかりの元衆議院議員の下地幹郎氏である。
そして再開から、わずか2週間でまたまた欠航である。
今度は「エンジン制御系の不具合」だそうだ。
もちろん、船舶である以上、機械的なトラブルが絶対に起きないとは言えない。
しかし、島民や観光客の「足」を担う定期航路である。
しかも就航直後から事故、不具合、長期運休、再開、そして再び欠航である。
ここまでトラブルが続けば、「本当に安定運航できる体制になっているのか」
「安全管理、整備体制は十分なのか」
「経営として持続可能なのか」
という疑問が出るのは当然だろう。
知事選を語る前に、目の前の会社は大丈夫なのか?
下地幹郎氏といえば、沖縄県知事選をめぐって、その動向がたびたび注目されてる政治家である。
一方で、久米島オーシャンジェットの公式会社概要では、現在も下地氏が代表取締役会長とされている。琉球新報も6月、株主総会で下地氏が代表権のある会長兼社長に留任したと報じている。
ならば、私は沖縄のマスコミに聞きたい。
知事選に出るのか、出ないのか。
保守票を何票取るのか。
第三極になるのか。
そんな「選挙の算数」ばかりを追いかける前に、久米島オーシャンジェットの経営状況を、もっと徹底的に取材するべきではないのか。
就航から短期間で繰り返される運休。
修理費はいくらかかっているのか。
欠航に伴う払い戻しや振替費用はいくらなのか。
運休期間中の固定費はどうなっているのか。
会社の資金繰りは問題ないのか。
安全管理体制はどうなっているのか。
そして何より、下地幹郎氏は、この会社経営について今後どこまで責任を持つつもりなのか。
これは政治家のスキャンダル探しではない。
久米島の生活航路に関わる問題であり、観光に関わる問題であり、島民の安全安心に関わる問題である。
沖縄県知事選となれば、メディアは候補者の名前や票読みばかりを追いかける。
しかし政治家の資質を見るならば、その人物が現在責任を負っている事業をどう経営しているのかを見ることも重要ではないか。
ましてや、人の命を預かる海上交通事業である。
「政治家・下地幹郎」だけを見るのではなく、「経営者・下地幹郎」
についても検証する必要がある。
知事選以前の話である。
まず、目の前の「つむぎ」を安全に、安定して走らせること。
久米島の人たちが安心して利用できる交通インフラをつくること。
その経営責任を果たしてこそ、県政を語る資格が問われるのではないだろうか。
沖縄の記者の皆さんには、ぜひ聞いていただきたい。
「下地さん、知事選はさておき、久米島オーシャンジェットの経営、本当に大丈夫ですか?」
今、県民が知るべきなのは、案外そこなのかもしれない。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





